レガシィ専用ビルトインモデル
三菱電機のDIATONEサウンドナビですが、最近、ホンダの純正ナビとしても人気となっているようです。
すでに本サイトでは、最新の「FORESTER用のDIATONEサウンドナビの解説」を投稿しましたが、これに続き「レガシイ専用モデル H0014AL000BB」についても解説してみたいと思います。
また、本カーナビはレガシイ専用となっていますので、「レガシィ・アウトバック」と「レガシィB4」に専用設計されたカーナビということになります。
上記、スバルホームページ内のカーナビのページを見てみますと、レガシィシリーズに取り付けられる純正カーナビは2種類しかなく、
これから紹介するDIATONEサウンドナビと、パイオニアの楽ナビです。
2DINの枠を超えて、インパネに綺麗に装着可能なモデルを特に「ビルトインナビ」と呼んでいるようですが、レガシィ専用のビルトインナビはこのDIATONEサウンドナビのみとなります。
※ビルトインナビ以外の純正ナビ(パイオニア楽ナビ等)は、あからじめ用意されている2DINの直方体スペースの中にすっぽりと納まる汎用的な作りのナビということになります。
ベースモデルを比較
H0014AL000BBの機能や仕様、アナログ入力1系統のみといった特徴からみまして、FORESTER専用ビルトインナビとベース(中身)はほぼ同一と思われます。
8インチのモニター、音声認識をはじめ、スマートフォン連携、ほどんどの機能が共通です。
違いはどこに?
レガシィ専用モデルと新型FORESTER用モデルを比較したときに、レガシィ専用のみが持つ機能をピックアップします。
後退時自動ブレーキ機能との連携
後退時自動ブレーキ機能の一時ON/OFFと警報のON/OFFを画面上のボタンにて切替えることができるなど、車両本体機能と連携して操作ができます。
ガソリン給油案内
ガソリンの残量によって、目的地まで到着できないことが予測される場合には、ガソリンスタンドの検索を表示して給油を促す機能です。
※最新のT-Connectカーナビにも採用された機能に似たような機能があります。
→【関連記事】トヨタ純正ディーラーオプション・カーナビ(2018-2019モデル)ラインナップの特徴を解説
上記2つが、レガシイ専用モデルのアドバンテージとなっていますが、その分、マルチファンクションディスプレイとの連携機能には対応していません。
そもそもレガシィには、センタークラスター上部にインフォメーション・ディスプレイが装着されていないこともありますが、メーター内部にもこれに相当する表示領域がありません。(まったくないわけではないのですが、、、。)
「2DIN枠を超えて、ナビ取り付け位置周囲の部材をトータルで専用にデザインしたナビ」のことを言うようです。そしていくつかの車両側との連携機能を持つのが特徴です。
主な機能
では、筆者がピックアップしたこのナビの特徴機能について紹介します。
地図更新
2021年7月末日までのOpenInfoからのオンラインユーザー登録で、2018/2019/2020年度版の地図データDVDが計3回届きます。
8インチの大きめのモニター
最近の大型モニターのトレンドをしっかり抑えています。
純正ナビらしく、音声認識機能を標準搭載
国内メーカーの場合、特にメーカーオプションのカーナビの多くは、標準的に音声コマンドに対応しています。
三菱電機の市販モデルにも搭載されている機能と同様に、バージイン機能に対応しています。ナビがしゃべり終えるのを待たずに、こちらから発話することができます。
VICS WIDEとOpenInfoに対応
VICS WIDEでもある程度十分と思われますが、さらにWifiでネット接続すればオンライン交通情報も取得できます。
Wifi接続機能があるということは、スマホでWifiテザリングを有効にしておき、スマホ経由でインターネット接続するという使い方になります。
DVDをはじめとする各種メディア再生
DVD,CD,SD, USBなど、ひととおりのメディアの再生に対応しています。
ハイレゾ対応(192kHz/24bitのFLACやWAVの再生)
内部はハイレゾ対応の高音質部品が採用されています。
44.1kHz/24bitにダウンサンプリングされて出力されるというのがちょっと気になりますね。
実際の音を聞いて判断しましょう。
→【関連記事】ハイレゾを車で再生するには?
Apple CarPlay対応
カーナビがあるのにスマホのナビを使う必要はないのではないかと思ってしまいますが、カーナビだけがCarPlayのアプリではありません。
車内でもスマホに入っている情報を使い倒したい方に、おすすめです。
→【関連記事】カーナビにミラーリングするためのMiracast/MirrorLink/MHL他を解説
フェードインフェードアウト対応
音楽ソースのON・OFF時にフェードしてはじまる・終わるという機能です。
筆者個人的には、これがおすすめ。これだけでどこか高級感があります。
CDリッピング→SDに圧縮データを格納
NaviCon対応
市販モデルでは、友達マップを地図上に表示する機能に対応していますので、こちらも対応しているものと思われます。
目的地がカーナビ上で検索できないような場合には、Naviconで検索してカーナビに転送します。(筆者おすすめ!)
→【関連記事】検索 カーナビと連携するスマホ・アプリ NaviConのメリットは?
総括
内容的には十分にハイエンドと呼ばれる機能を搭載した、レガシィ専用DIATONEサウンドナビ。
レガシィは、スバルのフラッグシップ?モデルですから、ナビ性能だけではなく、音質もいいものであってほしいものです。
その点、DIATONEサウンドナビなら、どちらも納得のいく性能を持っていると思われます。
車両専用チューニングとなっているのも魅力ですね。スバル純正のDIATONEスピーカーと組み合わせた場合のパラメータもプリセットされています。
通常のナビ機能+オンライン機能(プローブとアプリ連携)、さらにハイレゾと、トレンドをしっかりと取り込んだスペックが魅力です。
→【関連記事】三菱 DIATONEサウンド ナビ の特徴を解説・評価
三菱ナビ →【関連記事】2018年ホンダ純正ナビ VXM-187VFNi, VXM-187VFEiを解説(VXU-187SWiも!)