激安ポータブルナビの安さの理由?パナ・ゴリラと比較。おすすめは?

2018年の激安ポータブルナビは?

「車載カーナビは取り付けが面倒だし、車に乗るたびにスマホの付け外しも面倒」

そんなときに通販サイトなどで検索してみると、たくさんの激安ポータブルナビが売られていることに驚きます。

1万円前後の製品がたくさんありますが、なぜこんなに安いのでしょうか?

その秘密を筆者が考えてみました。そしてそれらを踏まえた上で、おすすめのカーナビを紹介します。

低価格の理由(パナ・ゴリラとどこが違う?)

ジャイロ・加速度センサー未搭載

多くのポータブルナビは、GPSによる情報だけで測位しますが、より測位制度を上げるために、ジャイロセンサーや加速度センサーが搭載されているものもあります。

しかしながら低価格なものには、これらのセンサーが省略されています。

そのため、上方視界が十分でなく、たくさんのGPS衛星からの信号を受けられないような状況では、正しい測位ができません。

パナ・ゴリラでは、車載ナビと遜色ない測位性能を達成するために、ジャイロや加速度センサーを搭載しています。

内蔵メモリが小さい

最近の最も簡略化されたポータブルナビでは、4GB~となっています。

検索データや詳細地図などが省略(地域限定)されます。

道路ネットワーク地図は、データ容量としてかなり小さくすることができるのですが、詳細地図(建物形状)や検索データがそれなりに大きなサイズを占めています。

パナソニックのゴリラなどでは、8GB~16GBのメモリが搭載されており、詳細市街図や豊富な検索データが格納されています。

地図データが車載用と異なる

多くの一般的な車載ナビは、「ゼンリン」や「インクリメント P」、「トヨタマップマスター」製の地図データが使われます。

格安のポータブルナビでは、それ以外のDBが利用されることが多いです。おそらく地図のライセンス料が大幅に安いのだと思われます。

ゼンリンなどの大手の地図メーカーは、主に年2回の全データ更新がありますが、それ以外のメーカーでは更新サポートの頻度が低かったり、カーナビモデルが更新そのものに対応しなかったりします。

パナ・ゴリラでは、ゼンリンの地図データが採用されています。

地図がすでに古い

地図更新をサポートしないモデルでは、在庫として残ってしまうと、地図データも古くなってしまい、安く売るしかありません。

こういった理由で格安で売られていることもよくあります。

接続端子類が少ない

ポータブルナビ背面の端子類は、たくさんあるだけハードウェアのコストがかかります。安いタイプは拡張端子ができるだけ省略されていることが多く、拡張性も低くなっています。

また、取付けや接続のためのケーブル類が、一部 別売りになっている場合もあります。

交通情報に非対応

日本の場合、VICSなどの交通情報を受信するには専用HW(FMチューナーやデコーダー)が必要になります。そしてFMアンテナも同梱する必要がありますが、非搭載ならこういったコストがかかりません。

また、搭載していなければ、VICSを利用するためのライセンス料なども不要になります。

パナ・ゴリラにおいても、交通情報に対応するものは、ハイエンドクラスのみとなります。

モニター画面が小さい/解像度が低い

解像度が低く小型のモニターならばコストも抑えられます。

また、タッチパネルがスマホのような静電式でなく、コストの安い抵抗膜式のタイプに置き換えられる場合もあります。静電でない場合には、タッチの感触が若干悪くなります。

パナ・ゴリラの場合は、低価格モデルは5インチです。

TVチューナーなし

ポータブルカーナビの場合には、ワンセグ内蔵の製品が多いですが、チューナーやアンテナが省略できれば、さらに安く作ることができます 。

ポータブルナビは、TVを追加で欲しくて買うユーザーが多い?らしく、TVチューナーは大切な機能です。「TVチューナーなしでは、作っても売れないかもしれない?」とういくらい、日本では大切な機能のようです。

おすすめの低価格ポータブルナビ

上記のすべての項目に合致するカーナビは、おそらくかなり低価格で売られていると思われます。

といっても、理由がわからずにただ安いからといって買うのは、何か不安です。

上記のような安売りの背景を踏まえた上で、筆者がおすすめする低価格のポータブルナビを紹介します。

安さの理由も解説します。

KAIHOU TNK-741DT

7インチのワンセグチューナー内蔵のポータブルナビです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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TNK-741DT 7インチ・ワンセグ・PND[kiho]
価格:16740円(税込、送料別) (2018/5/23時点)

 

激安といいながら、1万5~6千円前後のナビをご紹介しますが、こちらなかなか機能充実でこの価格なので、あえてピックアップしました。

2018年度地図、ワンセグあり、8GBメモリー、7インチと価格が高くなる要素をだいぶありますが、この価格に抑えいてるところをおすすめします。

下記のように、きちっとサポート体制と会社HPが掲載されていますし、地図更新も比較的安価に行っているようです。

http://www.kaihou.com/products/portablenavi/3873.html
安さの理由

ジャイロなし/交通情報非対応/地図メーカー不明?/ACアダプターなし

といったところで価格を抑えているものと思われます。

※車載用のDC電源コードは同梱しています。

Speeder PD-007X-V18

7インチ ポータブルナビ(ワンセグTVチューナーなし)

一万円を切る価格の激安ポータブルナビです。

7インチ、るるぶDATA内蔵、3年間地図更新、128MBフラッシュ、GPSモジュールは定評あるSiRF Star IIIということで、安くなる要素が少ないのですが、

ワンセグが無いことでここまで低価格になっています。

Speederというブランドについては、詳細がよくわかりませんが、下記の会社から販売されているようです。3年間の無料地図更新もここから可能なようです。

三金商事株式会社
インターネット商材や店舗商材の仕入れをご検討されている方はぜひ三金商事へお問合せ下さい。売れるネット商材、通販商材の仕入れをお手伝い致します。海外工場との提携により、より高品質な製品の企画・製造まで行っておりOEMでの製造も賜っております。すでに国内の自動車メーカーや自動車販売店など数多くの販売実績がございます。仕入れ...

「ナビ更新地図データダウンロードはこちら」から

安さの理由

ワンセグなし/地図メーカー不明?

ワンセグがないので、本当にカーナビとして欲しい人用ですが、この内容で1万円を切るのですから、お買い得です。

このSpeederの製品ですが、ドライブレコーダーと一体になったポータブルナビも販売していました。

 

ドライブレコーダー内蔵 & 地デジ 搭載 カーナビ (PD-703R)

ドラレコとポータブルナビ、さらにワンセグが入って約18,000円です。

ポータブルナビの背面にカメラが付いていて、ドラレコになるという発想です。

さらに3年間の地図更新もついています。1万円をだいぶオーバーしますが、充実の内容です。こちらもおすすめです。

まとめ

激安ポータブルカーナビの安さの秘密について解説しました。

多くの場合、中国・台湾、韓国などのメーカーによって製造され、日本向け製品として開発・販売されていると思われます。

自分の必要・不要な機能をしっかりと把握して選ぶことで、安くてもよい製品に巡り会えると思います。

この記事をご覧の皆さんの、カーナビ選びの参考になれば幸いです。

新型ゴリラ2018年モデル!

2018年6月8日発売の新型ゴリラ3機種のうち、中でも最も低価格の5インチモデルを紹介します。

新型もかなり安くなっており、旧型の実売価格と比べるとほとんど差がなくなってしまいました。

 GORILLA CN-G520D GORILLA CN-G510D

→【関連記事】ユピテルのポータブルカーナビ2018年モデルは買いか?

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