日産ノート e-Power メーカーオプションのNissan Connectナビゲーションの解説

日産ノートのメーカーオプションナビ

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日産ノート(NOTE)の公式サイト。乗ればわかる、電気のたのしさ。第2世代e-POWERを搭載して、NOTEがフルモデルチェンジ。コンパクトカーの常識を変える運転の快適さと楽しさが詰まった、NOTE e-POWERの魅力をご紹介します。

プロパイロットをオプション搭載可能なノート e-Power
スカイラインに始まり、高度な自動運転を盛り込んだモデルが徐々に増えてきています。

このプロパイロットと連携するナビゲーションシステムは、これまでのディーラーオプション・カーナビ製品とは異なり、地図データの自動更新機能を備え、プロパイロットによる自動運転と連携する重要なものとなっています。

このプロパイロット連携カーナビについて、本記事で解説してみたいと思います。

日産ノートのグレード

ノートには、上位グレードからX/S/F(2WD)、X FOUR/S FOUR、およびいくつかAUTECHバージョンといったバリエーションがあります。

2WDの最上位「X」と最下位「F」を比較すると、その価格差は、13万円ちょっと。フロントがIRカットになるとか、ドアミラーがドアロック時に自動的に畳まれるとか、それほど大きな違いはありません。

とにかくノート e-Powerが欲しいという人にはベースグレードのFでもよいかな?と筆者は思います。

ところが、このノート e-Powerにプロパイロットを装着するとなると、XかX FOURでなくては、プロパイロットがオプション装着ができません。

そしてこのプロパイロットを装着したときにだけセットオプションとなるのが、今回のプロパイロット連携カーナビということになります。

プロパイロットのカーナビリンク機能とは?何が連携するの?

このカーナビの地図データを利用して、安全に走行できるように速度を自動調節することが可能です。

カーブ減速支援、下り坂での速度制御
カーナビ地図から予測されるこの先のカーブや下り坂に応じて、車速をコントロール

標識検知
カーナビ地図にある制限速度情報、そしてカメラに認識した速度標識を元に、設定速度を自動変更

確かに、この先どんな道路なのか?あらかじめ予測ができないと、こういった制御はできませんね。

ノート e-Powerのプロパイロットと連携するナビはどんなナビ?

仕様概要

  • 9インチワイドディスプレイ搭載
  • フルセグ地デジ/WIDE FM/AMチューナー搭載のメモリーナビ
  • Bluetooth ハンズフリー/Audioに対応
  • iPodケーブル接続による音楽再生と、USBメモリ上の音楽再生に対応
  • CarPlay/Android Autoに対応
  • Nissan Connectに対応
  • 音声操作可能
  • OTAによる自動地図更新

ということで、ディスクドライブは非対応です。
また、SDカードスロットもありません。

※HDMI入力を備えており、ポータブルディスクプレーヤーと接続すれば、映像・音声が楽しめます。

回転したりするメカがありませんので、故障しやすい部品は少なくなります。最近あまり使われなくなったディスクドライブを取ってしまったのは、ファミリーユースでなければあまり問題にならないのかもしれませんね。

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OTA(Over The Air)という技術ですが、ディーラーなどの工場に持ち込みをしなくても、様々なソフトウェアのアップデートがオンラインでできてしまうというものです。
このナビでは、地図データやナビ関連のソフトのみ対応しているようですが、一部のモデルでは車両に使われているマイコン(コンピューター)ソフトも更新することができるようです。
自動運転のソフトウェア技術は、日進月歩で進化していますし、万が一不具合など出そうものなら、その改修にとても費用が掛かってしまいます。こんなときの強い味方の1つがOTAです。

その他の機能

Wifi スポット
docomo in Car Connectに登録することで、Wifi スポットとして利用することができます。
1日:550円、30日:1650円、365日:13,200円でLTEデータ通信が使い放題になります。

USBの音楽再生機能
MP3/WMA/AAC/FLAC/Wavの再生ができます。
FLAC/Wavは192KHzまで再生可能ですが、ハイレゾ音質再生機ではないようです。

CarPlay/Android Auto
CarPlayは有線及び無線接続、Android Autoは有線接続でスマホと連携可能です。

対応しているNissan Connectのサービス

ナビ関連

  • 最速ルート探索 情報センターに蓄積された渋滞情報を元に、ルート案策が可能
  • オペレーターサービス
  • 情報チャンネル
  • OTA地図自動更新
  • Nissan Connectメッセージ 車検・点検の案内情報等
  • Google (施設)検索
  • ストリートビュー
  • 航空写真表示
  • スマートフォンアプリ
    • マイカーファインダー(車両の位置確認)
    • ドアtoドアナビ(Last one mile ナビ:車から降りた後も最終目的地まで誘導)
    • リモートマイカーチェック
    • 警告灯通知
    • ドライブ履歴
    • ドライブ制限アラート

その他、先に紹介したdocomo in Car ConnectもNissan Connectの1機能として紹介されています。

他に選択可能なカーナビ

プロパイロットを選択した場合には、必ず上記のメーカーオプションカーナビが装着となりますが、それ以外の場合には、いくつか日産のディーラーオプションカーナビを装着することができます。

MJ321D-L

ノート専用、9インチHDディスプレイを搭載したベーシックナビです。

主な機能は、DVD/CD/SD再生が可能な、地デジ/WIDE FM/AMチューナー付メモリーナビ。
Bluetooth ハンズフリー/Audioにも対応したハイレゾ対応のカーナビです。

JVCケンウッド製で、3年3回の地図更新もついていますが、OTAによる自動地図更新には対応していません。
NissanConnectにも対応しています。

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MJ121D-L

ノート専用、9インチHDディスプレイを搭載したシンプルナビです。

基本、7インチのMJ121D-W/Aとディスプレイ以外は同様のスペックの様ですので、DVDドライブはついていませんが、CD/SDが利用可能です。CD録音機能は省略されています。

それ以外は、フルセグ地デジ、WIDE FM/AMチューナーも搭載し、Bluetooth ハンズフリー/Audioも利用可能。

3年3回の地図更新もついています。(OTAによる自動地図更新には対応していません。)
また、NissanConnectには対応していません。

※こちらもJVC ケンウッド製です。

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総括

プロパイロットと連携するメーカーオプションナビについて解説してみました。

プロパイロット付となると、最上級のナビが付くのでは?と筆者は思っていたのですが、実際には光ドライブを持たずにシンプル、スマホ連携(CarPlay/Android Auto)に対応したカーナビとなっていました。

プロパイロットと連携しない、ディーラーオプション品においては、どちらもノート専用品となっており、9インチHDディスプレイ付。

日産がノートに力を入れていることが伺えます。

 

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