SAA スバル用品/純正ドライブレコーダー(ケンウッド製)の解説・評価

SAAとは?

スバル用品株式会社

“SUBARU AUTO ACCESSORIES LTD.”, スバル用品株式会社をこの様に呼んでいます。

アイサイト装着のスバル車には、アイサイトシステムの影響が懸念されるという理由で、
ドライブレコーダーの選択肢が限られているというお話をこちらの記事で紹介しました。

その記事で紹介したスバル純正ドライブレコーダー「H0013FL100」以外にも、SAAからアイサイトVer.3に適合した純正品が発売されています。

今回は、その中でも比較的価格設定の低い「SAA3060340」(JVC Kenwood製)について解説します。

そして本記事の後半では、ほぼ同スペックで、ケンウッド製ディーラーオプション・ナビと接続可能な「H0019FL100」についても解説します。

SAA3060340の基本スペック

概要

一体型(本体部にカメラを内蔵)
ナビやスマホとの連携機能なし、モニターなしのドライブレコーダー

価格: 本体 28,000 + 取付料 7,000 = 35,000 (+消費税)
8GBのMLC SDカードが付属します。

※MLC品 SLC品に比べると(寿命)書き換え回数がやや劣ります。
SLC品も別売り品として用意されているようです。

カメラ部(フロント撮影のみ)

1/3インチ CMOSセンサー 3Mピクセル
HDR
画角:  水平約117°x垂直約63°
フレームレート:27fps (LED信号対応)

記録部

録画画質: 2304×1296/1980×1080/1280×720
記録フォーマット: MOV(H.264+LPCM)
衝撃イベント録画: 検知前 約12秒/検知後 15秒/30秒/1分から選択
手動録画 機能あり
駐車時録画: 検知後10/20/30秒から選択

その他

専用PCビュアー: あり
内蔵バッテリー: スーパーキャパシタによる瞬断対策あり

※Wifi接続やスマートフォン連携機能はありません。

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H0019FL100の基本スペック

基本スペックは上記「SAA3060340」とほぼ同一です。

相違点は主にこの2点!

  1. ケンウッド製ディーラーオプションカーナビに接続すると、録画映像表示や操作がナビ側から可能です。
  2. 耐久性のあるSLC品(MLC品ではなく)のmicroSDカード8GBが付属します。

こちらももちろんアイサイトVer.3に対応しています。

総括

スバル純正のケンウッド製ドライブレコーダーについて解説しました。
どちらもアイサイトVer.3に対応し、ルームミラーの裏側あたりに装着されます。

アイサイトとの相性を考えると、最も安い純正品「SAA3060340」35,000+税。
ただし、連携機能がないので、映像を見るときには本体からmicroSDを取り出す必要があり、若干面倒です。

「事故のときにしか見ない!」という使い方に限定すれば、これで十分。おそらくめったに事故に会うことはないと思われますので、microSDの出し入れもめったに発生しないでしょう。

ナビ連携タイプは、「H0019FL100」。

手軽に録画映像をナビ側で見ることができます。
こちらはケンウッドのナビと同時に装着しないと連携できませんので、ご注意ください。

別記事で紹介したデンソーテン製H0013FL100は、別体型で本体がコンソールボックス内に取り付けられますので、カードの取り出しの際などはこちらの方が便利かもしれません。さらに後方録画も可能です。

筆者が思うに、microSDの抜き差しはあまりしたくないですし、スマホ連携が便利だと思います。アイサイト対応品+スマホ連携という純正ドラレコがあれば、ベストだと思うのですが。

現状では、このSAA製のドライブレコーダーが、手軽でよいのではないかと思います。

→【関連記事】新型FORESTER専用 純正ビルトインナビ 三菱DIATONEサウンドナビ H0014SJ000SSを解説

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