日産ディーラーオプションナビ ラインナップの中間モデル
日産の純正ディーラーオプションナビが、2018年(2018-2019年)モデルとして新しくなりました。
旧モデルと同様に、大きく分けて3つのモデルがラインナップされ、製造メーカーもそのまま変更なく、マイナーチェンジとなったようです。
そのラインナップの中間に位置する、MM318D(Panasonic製)は、NissanConnectにも対応。
そして最上位のプレミアムナビ(MM518D)と、ほぼ共通設計となっているようです。
本記事では、MM318Dについて、MM518との差異を中心に解説します。(カタログスペックや取説の内容を元にしています。)
MM318Dの機能
概要
- 7インチ(VGA)、DVDドライブ搭載のメモリーナビ
- セレナ・エクストレイル専用モデルは9インチモニター(VGA)
- ナビ用メモリーサイズ 8GB
- NissanConnectに対応(通信モジュール付)
- 3年間3回の無料地図更新付
- VICS WIDEに対応
- 地デジ(フルセグ/ワンセグ)
- WIDE FM/AMチューナー
- CDリッピング(CD録音)機能
- スマホ連携(Drive T@lker)による音声認識(目的地設定や天気情報の取得)
- Bluetooth ハンズフリー/Bluetooth Audio
- SDカードドライブ、USB端子(ただし、USB接続ケーブルは別売り)
→【関連記事】日産車を買ったら「NissanConnect」対応のカーナビを買うべきか?
旧モデルからの変更点
くわしくは、こちらです。
→【関連記事】日産 純正カーナビ 新モデルの変更点は?(旧モデルと比較)
ハイエンド・ナビにあって、MM318Dに搭載されていない主な機能
以下の機能については、MM318Dには搭載されていません。
- デュアルゾーン/ダブルゾーン(後席個別再生)
- リア席モニターとのデジタル接続
- HDMI入力端子
- CarPlay/Android Auto対応
- ハイレゾ対応(ハイレゾFLAC/WAVの再生機能)
→【関連記事】ハイレゾを車で再生するには?
→【関連記事】カーナビにミラーリングするためのMiracast/MirrorLink/MHL他を解説
その他の特徴となる搭載機能
地図更新
3年間で3回の無料地図更新が可能です。
※3年というのは、2021年の第2版(冬)までとのことです。
6か月点検などのディーラでの点検時に更新できます。
※このモデルは、特に差分更新などには対応しておらず、全更新のみに対応しているようです。
→【関連記事】日産コネクトカーナビの地図更新の仕組みを解説
NaviCon対応
目的地転送と、友達マップ表示に対応しています。
→【関連記事】カーナビと連携するスマホ・アプリ NaviConのメリットは?
CD録音
Gracenoteデータベースにより、曲のタイトル情報を取得できます。
320kbps> の圧縮音源としてSDカードに録音可能です。
※本機の録音機能によってSDカードに保存された曲は、PCなどでは再生できません、この車載機での再生専用です。
拡張性
アナログ入力
HDMI入力端子はありませんが、アナログのAV入力が用意されています。
ただし、ドライブレコーダーとの同時接続はできないようです。
※AVケーブルは別売りです。
AUX入力端子
MM318D-L、MM318D-Wのみ搭載されています。
ドライブレコーダー連携機能
日産オリジナルナビゲーション連動ドライブレコーダーを接続すると、各種設定や操作、録画映像の再生ができます。
バックモニター
目安線が表示されます。(線の表示位置は調整可能)
※ハンドルの切れ角には連動した、予想線路表示機能はありません。
インテリジェントアラウンドビューモニターは、MM318D-Aを除く、MM318D-L(セレナ・エクストレイル専用)とMM318D-Wで対応しています。
ただし、搭載車両側のオプション設定にも依存します。
ETC車載機
ETC2.0/ETCの連携タイプの車載機がディーラーオプションで用意されています。
これらの接続し、利用できます。
※今後新規に取り付ける場合には、ETC2.0がおすすめです。
→【関連記事】2018年 ETC2.0のメリットは?(一時退出の社会実験編)
→【関連記事】2018年 ETC2.0のメリットは?
総括
ほぼ上位のMM518Dと同等の機能を持っていますが、最も異なるところが映像系の拡張性です。
HDMIの入出力の省略がもっとも大きなポイントですので、こちらの必要性に応じてお選びください。
HDMIは最近の映像系機器の標準的なI/Fになっていますので、本当は是非欲しいところです。
汎用モデルのMM318D-Wが166,938円~、上位の汎用モデルMM518D-Wが218,667円~ということでその差約52,000円。結構大きいですね。
あとは、本機がAndroid Auto/CarPlayに対応していないあたりでしょうか?
中間モデルということで、選択するときに悩むところが多いかもしれませんが、ナビ機能にしても、AV機能にして、基本をしっかりとおさえたカーナビだと思います。
低価格でNissanConnect対応のカーナビをお探しの方は、本機がおすすめです。
→【関連記事】日産純正カーナビ(2018-2019モデル)「MM518D」プレミアムナビの解説
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※モニターの表面保護・指紋軽減加工がされた、こんなフィルムもあります。