日産車を買ったら「NissanConnect」対応のカーナビを買うべきか?

NissanConnect/CarWingsとは?

日産が自動車用に展開するオンラインシステム・カーテレマティクスの名称です。
今まで「NissanConnect」と「CarWings」が結構混在されて使われてきたようですが、ついに「2017.07.04 カーウイングスがNissanConnect サービスとして新スタート致しました。
」という一文を発見しました。

http://drive.nissanconnect.jp/

薄々わかってはいましたが、CarWingsがNissanConnectに置き換わるということがはっきりしました。

NissanConnectの主な機能

1)オペレーターサービス

サービス開始当初からあるサービスですが、オペレーターと話をするだけで目的地をカーナビに設定してくれます。
※人間相手なので、何かと融通がききます。

http://drive.nissan-carwings.com/WEB/GUIDE/FUNCTION/OPERATOR/index.htm

2)ナビ向けサービス

・最速ルート探索
日産の交通情報センターに集約した交通情報と渋滞予測を組み合わせ、最短ルートを探索するものです。

エリアによって3段階の交通情報を利用するそうです。

http://drive.nissan-carwings.com/WEB/GUIDE/FUNCTION/SAISOKU/

・日産コネクトメッセージ
車検や点検の案内が配信されてカーナビで見ることができます。

・情報チャンネル
天気予報やレジャー情報をみることができます。

・ここです車メール
車の現在地の地図とメッセージを指定した宛先のスマートフォンに送信することができます。

→【関連記事】日産コネクトカーナビの地図更新の仕組みを解説

3)パーソナルサービス

個人のスマートフォンで使っているTwittterやGmail機能が、カーナビ上でも利用できま
す。

・行き先車メール
あらかじめ専用アプリNissan DriveCollectorで検索した目的地をナビに送信することができ、車に乗車後に簡単に目的地設定ができます。

・Googleカレンダー連携
Googleカレンダーの内容がカーナビ上で参照可能、読み上げにも対応。

・Gmail連携
Gmailに届いたメールを参照可能、読み上げにも対応。

・SNS連携機能
Twitterのタイムラインの参照可能、読み上げにも対応。

・Nissan DriveCollector
目的地検索や、ドライブの記録ができる日産のオリジナルアプリ。

3)アプリ機能

・マイカーファインダー
駐車位置をアプリの地図上で示してくれます。

※ディズニーランドの駐車場のように、屋外の広大な駐車場では威力を発揮しそうです。
地下の階層的な駐車場でも、なんとか助けて欲しいのですが。

・リモートドア
車から離れた場所であっても、閉め忘れたドアをロックできます。

・警告灯通知案内
車で点灯した警告灯の内容をアプリ上に通知します。

料金

基本的にはこのサービス、「オペレーターとの通話回線」と「データ通信の回線」がそれぞれ必要です。

ところがディーラーオプションの「MM517D」「MM317D」(ディーラーオプションカーナビ)だと、専用のTCU(Telematics control unit)により、データ通信とオペレーターサービスの両方をこれ1つで行うことが可能です。

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日産、コネクテッド用に専用通信機「TCU」導入 | レスポンス(Response.jp)
日産自動車のアフターセールス部門を担当するケント・オハラ常務執行役員は11月29日に横浜市で記者会見し、クルマをインターネットに常時接続するコネクテッドカーのサービスを2017年に始めると明らかにした。

このTCUがCANにつながって、カーナビだけでなく車両の電装系とのやりとりをできるようにしているようです。

→【関連記事】new! 2018年 日産純正ナビ MM517Dの解説

ドアロックをコントロールするのもこの機能のおかげです。

データ通信の方はオペレーターとの会話以外の部分で利用するものですが、こちらの料金は10年間無料です。(新車購入の場合、永年無料と記載のある説明ページも存在するのですが、車の通常のライフタイムを考えれば10年=永遠無料と考えてもよさそうですね。)

しかしながら、このカーナビの場合にはオペレーターサービスの方は1年間だけが無料ですので、2年目からはオペレーターサービス料金として年間3,240円かかることになりますが、専用のTCUを継続してオペレータとの通話にも使う場合には、+αで専用の通話料相当の料金がかかるように思われます。
(※過去にはオペレーターサービスが3年間無料のものもありました。)

※NissanConnectの場合、この辺りの料金体系があまり明確にWebに露出していないように感じられます。

メリット

機能の内容を眺めてみますと、Gmailの連携機能等は普段gmailを使っている方にとっては便利な機能ですね。
リモートロックやマイカーファインダーも、あると便利。

そして何よりオペレーターによる目的地設定は、機械との会話ではないので、やり取りがスムーズです。

ここはちょっと

細々とした機能は結構あるのですが、これといったものが少ないように思われます。
アプリももう少し、車両との連携が高まったらいいのではないでしょうか?

まとめ

NissanConnectのもっとも使える機能は「オペレーターサービス」これが2年目から有料で3,240+通話料。
これを高いとみるか安いとみるかです。

無料期間が過ぎた後は、スマホの通話料を固定料金(話放題等にしておき)オペレーターをたくさん利用すれば十分に安いのではないでしょうか?

オペレーターがやってくれるのは基本目的地検索と、緊急時の対応。それ以外のことはやってもらえません。

スマホの性能やサービスがこれだけ向上しているのですから、うまく連携すればものすごく快適になると思うのですが…。連携っていまひとつのように思いませんか?

車メーカーがgoogleやAppleに全部持っていかれたくない気持ちが働いているようにも感じられます。

→【関連記事】2018年 日産の純正(ディーラーオプション)カーナビは 買いか?

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