日産ディーラーオプションナビ 2018年(-2019年)モデル
本記事では、日産オリジナルナビゲーション(ディーラーオプションナビ)の2018-2019年モデルについて、旧モデルからの変更点について紹介・解説しています。
旧モデルについての関連記事はこちらから
→【関連記事】日産記事まとめ INDEXページ
さて、2019年の現行モデルは以下のモデルです。
- プレミアムナビ:MMM518D-L(セレナ・エルグランド・エクストレイル専用)
- プレミアムナビ:MMM518D-W
- ベーシックナビ:MM318D-L(9インチ)
- ベーシックナビ:MM318D-W
- ベーシックナビ:MM318D-A
- シンプルナビ:MJ118D-W
- シンプルナビ:MJ118D-A
- EV専用ナビ:MJE18D-EV
日産ディーラーオプションナビ 2018-2019年モデルの特徴
ラインナップの変更は?
ラインナップ/モデル数に特に変更はありません。型番の末尾が変更された後継モデルに、それぞれ引き継がれています。
製造メーカーは?
旧モデルと変わらず
プレミアム・ベーシックはパナソニック製
シンプルとEVモデルはJVC Kenwood製
新モデル全体を通しての変更点は?
地図更新サポート期間:7年
新モデルでは全モデルで7年と明確に記載されました。
一般的なナビの場合、製造終了後5年間が多いようです。このナビの場合も18-19年と2年間販売して、その後5年間と考えれば合計=7年ということなのだと思われます。
3年間の無料地図更新の後は、有料で年次更新を受けられるということです。
ドライブレコーダー連携機能を追加
プレミアムナビとベーシックナビで、ナビ側からのドラレコ操作機能を追加。
(旧モデルから、映像入力を使ってドラレコ映像を表示することは可能)
シンプルナビでは、旧モデルと同様外部入力からドラレコ映像の表示はできるのですが、ファイル選択などの操作は、ドラレコ本体のスイッチを操作する必要があります。
シンプルナビでは特にこの点に変更があるわけではないのですが、ドライブレコーダー連携というのが、新しい日産オリジナルナビ全体を通じてのウリとなっているようです。
モデル個別の変更点
各モデル毎の変更点を紹介します。
プレミアムナビとベーシックナビは、ほぼ共通設計のパナソニック製ですから、変更点もほぼ共通です。
プレミアム(MM518D系)/ベーシック(MM318系)の変更点
まずは、プレミアムナビとベーシックナビについて簡単に紹介します。
モニターサイズにいくつかバリエーションがありますが、従来より、プレミアムナビとベーシックナビの基本機能は大部分共通となっているようです。
これらの最も大きな違いは、Blu-rayドライブ(MM51x)かDVDドライブ(MM31x)かです。
また、後席モニター出力がHDMI(MM51x)かアナログ(MM31x)かも異なります。
以下、旧モデルと比較した新モデルの変更点を紹介します。
最大25度のチルトに対応
※MM518D-L(エルグランド専用8インチ)とMM318D-WAは非対応
旧モデルでは、全くチルトに対応していなかったかというと、そうではありません。
CDやDVDの取り出し時にモニターが上向きに倒れるメカを採用していましたので、もちろん以前のモデルからモニターをチルトすることはできました。
ただ今回は、「最大25度のチルト」というのが新しいようです。
「旧モデルよりも、だいぶ上向きにチルトできる」ということなのでしょうか?
WALKMAN接続時のATRAC再生がなくなる?
音楽再生フォーマットとして、旧モデルでは「MP3,WMA,AAC,ATRAC」となっていましたが、518/318では「ATRAC」が消え、「MP3,WMA,AAC」となりました。
その他 新モデル変更点
- 低反射+10%輝度アップしたモニターを採用
- コンデンサ等の部品変更による高音質化
- 従来の車速連動音量だけでなく、車速連動イコライザーも採用
また、MM318系で(ナビ+AV)2画面に対応したようです。日産ナビHPの比較表のこの欄に新たに〇が付きました。これにより、518/318双方でナビ+AVの2画面表示をサポートすることになります。
シンプルナビ(MJ118系)の変更点
従来と同様、NissanConnectに非対応のローエンドモデルです。4か国語対応(日本語/英語/中国語/韓国語)、充電スポットの検索データが本体のデータベースに収録されているなどの特徴があります。
市街地図収録都市数と充電スポット数が増加
地図データの更新によるものと思われます。
到着予想時刻の精度アップ
到着予想時刻の計算パラメータを一部ユーザー設定変更可能
地図鮮度
地図データの収録時期から、製品版としてリリースされるまでの期間が短縮されたそうです。
これにより、より新鮮なデータをカーナビ本体で利用できるということのようです。
その他の変更点
- AV設定画面までのメニュー遷移を変更、ダイレクトに呼び出しやすくなりました。
- スイッチサイズ(押しボタン)とその上の表示文字サイズの大型化
日産ディーラーオプションナビ 新モデル変更点の総括・評価
製造メーカーの変更もなく、ラインナップの追加もないマイナーチェンジとなっています。
基本性能も小変更に留まりますので、実際に購入する場合にも、旧モデルと同じような考え方で機種選択をしたらよいと思います。
筆者個人的な感想ですが、今回あまり大きな変化がなかったので、今後何かサプライズと、新機種の追加も期待したいところです。
→【関連記事】日産純正カーナビ(2018-2019モデル)「MM518D」プレミアムナビの解説
AV機能に着目して、詳しい解説記事を追加しましたので、ご覧ください!
New! →【関連記事】日産ディーラーオプションナビ AV機能(動画・音楽再生)の比較と解説