群馬県内初のラウンドアバウトの社会実験
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180927-OYT1T50033.html
特に欧州で利用されている交差点の様式であるラウンドアバウト(環状交差点)。この社会実験が、群馬県内ではじめて、2018年9月26日より開始されました。
通常の信号交差点を改造して作られたもので、信号機にカバーをかけ、交差点中心部に仮設の円形ゾーンが設けられています。
「JR安中榛名」駅前の道路に設置されています。交差点名は「安中榛名駅入口」です。
ラウンドアバウトのよいところ
今回、群馬県では初とのことですが、平成30年3月時点で、全国27都府県75箇所で整備済みとのことです。(群馬県のサイトより)
- 信号機の設置が不要(停電でも問題なし!)
- 進入時に減速して進入するため、重大事故が減少する。
- 特に交通量が少ないところでは、不必要な信号待ちが減少する。
- Uターンも容易にできる。
安中の例では、交差点入口手前の路面表記を、「とまれ」でなく「ゆずれ」にしたそうですが、ラウンドアバウトでは進入の際に一時停止する必要がありません。
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ラウンドアバウト走行時の注意点
- 時計周りで周回する。
- 進入時は周回中の車が優先
- 出口の手前でウィンカーを出す。
- 出口付近では横断中の歩行者に注意
総括
筆者の懸念点
- 多くのドライバーが、ラウンドアバウトの走行に慣れていないので、ウィンカーを出せなかったり、逆走することがないか?
- 安中の場合、中央分離帯付の道路にラウンドアバウトを設けているので、入口車線から出てしまう車(逆走)がいるのでは?
- 高齢者ドライバーも問題なく使えるのか?
上記のような心配なところもいくつかあるのですが、特に郊外では無駄な信号待ちも少なく、効率的なラウンドアバウト。
社会実験により、有効性が検証されれば、今後設置箇所が増えていくと思われます。
東京都内や神奈川県にもいくつかすでに整備されています。是非、自らの運転で体験してみてください。
→【関連記事】ラウンドアバウト(環状交差点)とは?日本にもあるの?