10型モニター付 2DINディスプレイオーディオ「PMA100FZ」はこれからのトレンドになれるか?

PMA100FZはどんな製品?

デザイン・操作性 | セイワ PIXYDAマルチメディアオーディオ PMA100FZ|SEIWA
セイワ PIXYDAポータブルカーナビゲーション PN...

オートバックスの広告などでみたことのある方も多いと思いますが、10インチのモニター付車載機が発売されています。

カーナビ?と思いきや、実際はナビ機能は搭載されておらず、いわゆる「ディスプレイ付オーディオ」と呼ばれる製品です。

チューナーもついているので、もしくは「ディスプレイ付DVDレシーバー」と呼んでもよいと思われます。

何がついているのか?


※本体の背面からみた画像

10インチディスプレイ(1024×600)

DVDや地デジ、スマートフォンとミラーリングした映像を表示できます。
静電式タッチパネルがついています。

DVD/CDドライブ

CD録音機能があります。録音データはUSBに保存されます。

WIDE FM/AM チューナー

地デジチューナー

2チューナー x 2アンテナです。

※一般の市販のカーナビによくあるのが4x4(4アンテナ、4チューナー)です。電波の弱いところでの受信感度は、4×4に比べると若干劣ると思われますが、取付は少し楽になります。

その他

  • リモコン付
  • Bluetooth対応(ハンズフリー・オーディオ)
  • USB/microSDメディア対応、音楽再生機能あり
  • 14bandイコライザー、DSP効果

といった内容で、車載機として2DINスペースに取付して使う製品です。

※ポータブル製品ではありません。

特徴

アンプを内蔵、専用ハーネスで車両スピーカーなどと接続

本体にアンプや各種入出力インタフェースを搭載しています。

車両に備え付けられているスピーカーやアンテナ、電源とあらかじめ結線して使用するため、車載スピーカーの音で音楽を楽しむことができます。

スマホのミラーリングおよび操作

iPhoneおよびAndoroidのミラーリングの仕組みを独自のアプリ/ドライバで準備しています。(USB接続)

iPhoneの場合はテザリングの契約が必要。
Androidはアプリインストールで対応します。
このとき、車載機モニター画面のタッチを読み取って、スマホ側に送ることでスマホの操作が可能です。

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拡張性

・リア席モニターへの出力(2本)に対応

※アナログ接続のため、地デジ映像はリアに出力できない仕様のようです。

・フロントカメラ/バックカメラ入力に対応、さらにドライブレコーダも入力可能(アナログ入力)

・HDMI入力あり

・サブウーファー出力あり

総括

ちょっと気になるところ

動作温度範囲が、一般的な車載ナビに比べて少しだけ狭い
0~50°となっていますが、一般的な車載ナビは-10~60°、特に寒冷地での使用は注意が必要かもしれません。

ミラーリングとタッチ連携は独自仕様?
「製造メーカーが責任を持って対応してくれる」ということなのだと思いますが、今後のバージョンアップにどう対応し、古くなったOSにどこまで対応し続けてくれるかなど。ちょっと気になります。

しかしながら、HDMI/MHLによるミラーリングにも対応していますので、スマホの画面を表示するだけであれば、この方法でも可能です。

モニター角度は固定式
手動で調整とかできそうな取付に見えますが、実際はネジで何段階か固定する方式のようです。

※インストール時にモニター角度などは決めておくタイプとなります。

筆者所感

アマゾンでの販売価格が5万円ちょっと。10インチモニター付の車載オーディオとしては十分リーズナブルな価格と思われます。
ナビ付の製品もありますが、価格がだいぶ高くなります。(といっても10インチにしては車載機としてはかなり安いのですが。)

「リア席映像出力のHDMI化」「ワイヤレスのミラーリング対応」「手動でもいいからモニターのチルト対応」などができると満点ですが、スマホを車内に持ち込んだときの、強力な連携ツールとして考えると適度に価格も抑えられており、十分、選択肢の1つとなりそうです。

「ナビなし」+「モニター付」の商品が最近徐々に増えてきています。今後、より使いやすく、より高性能な製品が出てくることを期待します。


※記事中に紹介したナビ付の製品はこちらです。

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