ケンウッド2019年ラインナップは、まずはL406から紹介!
JVC Kenwoodから、彩速ナビの2019年新ラインナップが発売になります。
発売は3月上旬。
まずは、エントリーモデルから紹介します。
先日、パナソニックからも2019年モデルのエントリーナビ、CN-310Dが発売されたばかりです。
ちょっとスペックを見てみますと、MDV-L406の方が充実しているように見えますが…。
パナのCN-310Dがすでに本体価格が5万円を切っていますので、L406がどのくらいの実売になるか?
最後の総括のところで、双方の違いについて触れてみたいと思います。
では、いつものようにMDV-L406W/MDV-L406について解説いたします。
彩速ナビゲーション MDV-L406W / MDV-L406 はどんなナビ?
概要
7インチディスプレイ(WVGA)のDVD/USB/SD/ワンセグを搭載したAVナビゲーションシステム
フラッグシップの906、ミドルレンジの706、そしてローエンドとなるのがこの406です。
MDV-L40Wは、WIDE幅の2-DINサイズ、MDV-L406は、通常の180mm幅の2-DINサイズのカーナビです。
※50X系がこの後出てくるのか?それともなくなってしまうのかは不明…はたまたドライブをCDに置き換えて、30X系としてさらにローエンドが出るのか…?
話が戻ってこのL406、タッチパネルは抵抗膜タイプの、ノングレア(非光沢)。
おそらく(旧モデル同様)マルチタッチには対応しないものと思われます。(→ピンチ操作なし)
また、画面チルトに対応したメカを内蔵しています。
※旧モデルと同様にBluetooth非搭載モデルです!
ナビ機能
みちびき対応・2Dジャイロ
定評のあるナビエンジン
操作も早く、上位モデルとほぼ同等のナビ機能です。
センサーについては上位モデルとは異なり、ジャイロ部品もスペックを落としてあるようです。(2Dジャイロを採用)
VICS WIDEに対応
FMから交通情報を受信します。ナビ連動型のETCや光ビーコン対応のナビ連携ETCも接続できるので、VICS情報をフルに受信して活用できます。
新たにフリック入力に対応!
一時停止アイコンも表示されます。
※最近、この一時停止標識が表示されるタイプのナビが増えてきています。
エンターティンメント機能
DVDドライブ内蔵
家庭用レコーダーで作成したCPRMディスクももちろん再生できます。
CDリッピングあり
(→SD)4倍速です。
WIDE FMに対応
AM 局のサイマル放送をFMバンドで聞くことができます。
USB/SD内のデータ再生
映像:MPEG-4 Video、H.264/ MPEG-4 AVC、WMV
音声:MP3、AAC、WMA、WAV、FLAC、Vorbis
さまざまなコーデックやフォーマットの再生に対応しています。
※ハイレゾ機ではありません。
拡張性
バックカメラ
1系統の接続が可能です。
ドラレコの接続
ナビ連携する専用ドライブレコーダー「DRV-N530」を接続可能
※上記ドラレコ用の映像入力が背面にあります。旧モデルのL405では、ドラレコとETCの同時接続ができないことになっていました(取説より)。L406ではどうなるか不明です。
ETC2.0連携車載器と接続可能
専用モデル ETC-N3000または、ETC-N7000を接続可能。
ETC-7000は、光ビーコン対応で、L401との接続により信号情報活用運転支援システムにも対応できます。
→【関連記事】光ビーコンから提供される信号情報活用運転支援システムとは?
ステリモ対応
別売りのオプション KNA-300EXで接続します。
適合車種はこのようになりそうです。
オービスSDを購入して設定すれば、注意地点が地図上に表示されます。
※MapFan Clubからであれば、ダウンロード版もあるようです。
USBによるiPod接続が可能
映像出力?:
入手できる情報を見る限り、外部への映像出力は旧モデル同様、無さそうです。
アプリ連携
USB接続したiPhoneのNaviConに対応します。(友達マップの地図上表示にも対応)
iPhoneのSMART USENにも対応しているそうです。
→【関連記事】カーナビと連携するスマホ・アプリ NaviConのメリットは?
※Bluetoothが非搭載で、iPhone のみUSB 接続が可能となっているため、Android スマホとの連携ができません。
但し、マップコードには対応していますので、Navicon で検索した目的地を手軽に番号で入力することが可能です。
総括
低価格モデルではありますが、こうしてみますとL406の機能はかなり充実しています。
DVDあり、CDリッピングもありですから大したものです。
「これでBluetoothがあれば…」と思った方も多いでしょう。
いわゆるスマートフォン連携がしたいところです。特に音楽再生。
iPhoneは有線接続できるにしても、Androidスマホは、ちょっと使い勝手が悪いかもしれません。
ちょっとこんな工夫をして、L406を最大限使いこなしてみてはいかがでしょうか?
L406は、DVDドライブや、映像・音声コーデックなど、メディア再生能力はかなりスゴイです。
FLAC、Vorbisが再生できるようですが、ハイレゾ対応というわけではなさそうです。
※「発売まで待てない!」という方は、旧モデルのL405という選択肢もありますが、やはり最新版の地図データが搭載されたL406がおすすめです。
パナCN-310Dとの比較
大きな違いは、CN-310DがCDドライブを搭載しているのに対し、ケンウッドのL406はDVD。
さらにL406は、CDリッピングや各種コーデックの再生など、メディア対応力が充実しています。
パナの強みは Bluetooth Audioとハンズフリーの対応です。
そして価格の安さ。
徹底した機能の整理により、最初からAmazonなどで本体価格5万円を切っています。
「パナのCN-310D」 と 「MDV-L406」
単純に比較するのは非常に悩ましいところですが…
「MDV-L406 + BT FMトランスミッター」の組み合わせは、いかがでしょうか?
価格は、本体価格で6万前後と筆者は見ています。
また、発売した頃に詳しく紹介したいとと思います。
→【関連記事】私だったらこれを買う!Kenwood彩速ナビ の2018年 全製品ラインナップの解説。おすすめは?
→【関連記事】ケンウッド彩速ナビ 2019年モデルラインナップについて考える
→【関連記事】パナソニックからカーナビの2019年エントリ―モデル CN-E310D が発売