私だったらこれを買う!Kenwood彩速ナビ の2018年 全製品ラインナップの解説。おすすめは?

2018年 Kenwood彩速ナビのモデル展開

カーナビ
ケンウッドのカーナビ「彩速ナビ」。高画質・高音質、高速レスポンスを実現。ドライブレコーダー連携や、多彩なメディアに対応したAV機能を搭載した「彩速ナビ」の最新ラインアップをご覧いただけるケンウッド -KENWOOD- 公式Webサイトです。

ケンウッド彩速ナビのモデル展開は、ここ数年の傾向でZ90x系をハイエンドに位置づけ、機能をそぎ落としながら下位モデルを展開していくというやり方です。

※本文の説明の都合上、ラインナップの上位からの序列は、以下の通りとします。

  1. MDV-Z905
  2. MDV-M705/MDV-M805L
  3. MDV-L505
  4. MDV-L405

本記事では、805は705の大型モニター版と位置付けて解説します。

最上位から下位まで、機能の「あり/なし」が変化するモデル境界は?

モニターとタッチパネル

上位のモデルはスマホにも用いられる静電タッチパネル、下位は軽荷重抵抗膜タッチパネル。

前者は少なくとも2点以上のマルチタッチに対応しているものの、後者はそれができないタイプらしく、ピンチ操作に対応していません。

タッチ機能の境界は、705(静電)と505(軽荷重抵抗膜)の間にあります。

※軽荷重抵抗膜タイプでも、2点タッチができるものもあるようですが、505/405のものはこれに対応していない模様です。

また、「軽荷重」タイプとは、従来よりも軽いタッチで操作できる抵抗膜方式だそうです。

ハイレゾ対応

ハイレゾ対応あり/なしの境界は、705(ハイレゾ)と505(ノーマル)の間。
BluetoothオーディオのLDACコーデック対応/非対応の境界もココ。(705 LDACあり/505 なし)
「プロモードEQ」と呼ばれるパラメトリックイコライザが使える/使えないの境界も同じです。

フロントカメラの接続

リアカメラはすべてのモデルで対応しているのですが、

フロントカメラの接続ができる/できないの境界は、705と505の間にあります。

ナビ系の機能

6軸慣性センサといわれる、自車位置精度をさらに向上させるセンサーパーツのある/なしが、

705/505の間に境界があります。

新Infoウィンドウモード

ここの新しい情報表示機能のある/なし境界も705/505!

スマホ連携(Kenwood Drive Info.)

Bluetooth機能のある505でも、音声認識の「VOIPUT」や「Kenwood Music Info.」「Navicon」には対応しているのですが、唯一「Kenwood Drive Info.」が未対応です。

Kenwood Drive Info.は、スマートループ機能を含む各種ナビ系オンライン情報を提供していますが、これを「サポートしている/していない」の境界も705と505の間にあります。

Bluetooth機能

有り無しの境界は、505/405
よって、ハンズフリーやBluetoothオーディオのできるできないの境界もココになります。

※Bluetoothのあり/なしは、他とちょっとずれていることになりますね。

逆チルト

大事な機能をについて抜けていました。画面をやや下向きにすることができるこの機能。有り無しの境界が905/705になりました。

以前は70x系でもサポートしていたのに残念。

この機能がどうしても欲しい方は、905にするしかなさそうです。

彩速ナビのモデルラインナップの考え方

前節に列挙した通り、多くの機能あり/なしの境界は、705と505の間にあります。

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ということは、

905/805/705の中身は、ほぼ一緒で共通設計。
505/405の中身は、ほぼ一緒で共通設計。
上位と下位で2つの系統があることが想像されます。

505は、下位のモデル系統+「Bluetoothモジュールを追加」と考えれば理解しやすいと思います。

Type-ZかType-Mか?

Type-Z(MDV-Z905)だけの機能は?

  • DSD音源の再生(PCM変換して再生)
  • Android Auto/Apple CarPlay対応
  • HDMI/MHL入力あり

→【関連記事】カーナビにミラーリングするためのMiracast/MirrorLink/MHL他を解説

905と705の違いはここです。非常にわずかの違いですが、これらが必要かどうかでどちらにするか変わってきます。

HDMI入力が、ハイエンド機種にしか対応していないなんて、ちょっと意外でした。

ユーザーの上記機能の必要/不要によりますが、Type-M(MDV-M705)でも十分な商品力があると筆者は思います。

※Type-ZとかType-Mとか言っていますが、以前は70X系もZがついていたはずです。

今回からこの数字の前に付くアルファベットを変えたのですね。

おすすめは、705か505か?

905/705系はパーツも高音質設計となっており、ワンランク上のものになっているはずです。

一方、505/405はベースをかなり安く抑えて設計されているのではないかと思います。

もともと彩速ナビの音質は定評がありますので、車内で聴くのであれば505でも十分に高音質を楽しめるのではないでしょうか?(K2も搭載されています。)

スマホ連携で必須となったBluetooth機能も利用できますし、ナビ機能的にも十分。サクサク操作も健在です。

交通情報もVICS WIDE に対応していますし、高度なKenwood Drive Info. がなくても普通の使い方なら問題無いのではないでしょうか?

スケール変更のピンチ操作ができないのは残念ですが、筆者のおすすめは、このMDV-L505です。

405はどうか?

DVDドライブも搭載し、1年間の地図更新もついています。

ナビの性能的にも特別大きな違いもなく、上位との価格差が大きいのでかなりコストパフォーマンスが高いモデルであると思われます。

しかしながら、スマホ連携の要(かなめ)であるBluetooth機能も省略されていますので、スマホユーザーにはおすすめしません。

あまり遠出しないセカンドカー等に安く取付けたい場合には、とてもよい選択肢だと思います。

お子さんの習い事のお迎え等の待ち時間に、DVD見ながら待つこともできますね。

総括・評価

ケンウッド彩速ナビの2018 年ラインナップを解説しました。

905/705はちょっと別格。505/405は廉価モデル。505はBluetoothを追加したボリュームゾーンのモデルといった感じです。

彩速ナビは、モデル全体を通してナビ性能も良好、サクサクの操作感、高音質が特徴です。

このナビの購入を検討している方の参考になればうれしいです。


ところで、筆者は古い彩速ナビを持っていますが、取付けも自分でやりました。市販の取付けキットなどに同梱されているカプラー類を利用すれば、比較的取付けは簡単です。

ダッシュボード周辺のインテリア類の取り外しさえうまくできれば、大きな問題はないでしょう。
(地デジアンテナの貼り付けが、若干面倒です。これは各社どのナビも同様ですが。)

→【関連記事】LDACに対応! Kenwood 彩速ナビ MDV-Z905 を解説

→【関連記事】ケンウッド 9インチ 彩速ナビ MDV-M906HDLの解説(2019年モデル)

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