2018年 ホンダ純正ナビのオプション拡張性(リアモニター,ETC等)を解説

ホンダ純正(ディーラーオプション)ナビ・ラインナップ

パナソニックの中・上位製品の一部を残し、新たに三菱電機製のプレミアムインターナビを追加ラインナップした2018年のホンダ純正カーナビラインナップ。
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さて本記事では、これらのカーナビのオプション製品の拡張性についてカタログからチェックしてみたいと思います。特にリアモニター(リア席モニター)の接続性について詳しく調べてみました。ファミリーユーザーで、このようなシステムを検討中の方の参考になればと思います。

Honda純正カーナビの拡張性

VXU-187SWi, VXU-187VFNi, VXU-187VFEi 三菱電機製プレミアムインターナビ共通

ドライブレコーダー連携

「ナビ連動タイプ/駐車時録画機能付」のみ同時装着が可能
上記ドラレコは、HD解像度の高機能タイプです。

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ETC車載器の接続

カーナビと連携するタイプのETC2.0及びETC車載器に対応しています。
ETC2.0ならば高速料金決済と交通情報、ETCならば高速料金決済のみの機能になります。
詳しくは、こちらをご覧ください。

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リアモニターの接続

【11.6インチ リア席モニター VM-185EN】Full HD

11.6インチのルーフ取付け(天吊り)タイプ(HDMI接続 専用のリモコンでナビ本体のチャンネルや音量の調整が可能)ルームランプ内蔵、リア席モニター筐体にHDMIの入力端子付き

  • リアモニターで映し出せるソース(DVD, TV, 動画ファイル, ナビ側のHDMI入力、リアモニター側のHDMI入力)
  • リアモニターで映し出せないソース(ナビの地図表示、ドラレコ映像、CarPlayの映像、周囲カメラの映像)

【9インチ リア席モニター VM-155N】W-VGA

9インチのルーフ取付けタイプ(アナログ接続) ルームランプ内蔵

  • リアモニターで映し出せるソース(DVD, TV)
  • リアモニターで映し出せないソース(ナビの地図表示、ドラレコ映像、CarPlayの映像、周囲カメラの映像、SD/USB動画、HDMI映像)

※ここの接続時の注意事項が非常に複雑です、画像の品質やリモコンの有無で差がついてきますので、カーナビ本体とリア席モニターの接続にはデジタル(HDMI)接続がおすすめです。

周囲カメラとの接続

  • フロントカメラ(車の鼻先さえ出れば、前方映像がワイドに見える)
  • コーナーカメラ
  • リアワイドカメラ

映像入力

HDMI(専用ケーブルが必要な場合あり)

音声入力

AUX(ナビ背面から別売りの専用コードで入力可能)

※ポータブルオーディオなどのLine outやヘッドフォン端子からの音声出力を、有線で接続して車載スピーカー聞くときに便利です。

VXM-185VFi(パナソニック製)スタンダードインターナビ

このスタンダードナビからリアモニター(リア席モニター)に対応します。ただし、本体とモニターとの接続方法がアナログ方式のみになるため注意が必要です。

ドライブレコーダー連携

「ナビ連動タイプ」のみ同時装着が可能(駐車中の監視機能なし)

→【関連記事】2018年 ホンダ・純正ナビ連動ドライブレコーダーは買いか?

ETC車載器の接続

カーナビと連携するタイプのETC2.0及びETC車載器に対応しています。
ETC2.0ならば高速料金決済と交通情報、ETCならば高速料金決済のみの機能になります。
詳しくは、こちらをご覧ください。

 →【関連記事】ETC2.0のメリットは?

リアモニターの接続

  • 11.6インチのルーフ取付けタイプ(アナログ接続のためリモコン操作をカーナビ本体に伝送できません。)
  • 9インチのルーフ取付けタイプ(アナログ接続)

※このモデルはどちらのモニターともアナログ接続になります、

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  • リアで映し出せるソース(DVD, TV, SD/USB/WALKMAN 動画, VTRソース)
  • リアで映し出せないソース(ナビの地図表示、ドラレコ映像、CarPlayの映像、周囲カメラの映像)

※11.6インチモニターの場合、リアモニター脇のHDMI入力に直接入力した映像は映し出すことができます。

周囲カメラとの接続

  • フロントカメラ(車の鼻先さえ出れば、前方がワイドに見える)
  • コーナーカメラ
  • リアワイドカメラ

映像入力

VTRコード(アナログ接続です)

音声入力

AUX(ナビ背面から別売りの専用コードで入力可能)

※ポータブルオーディオなどのLine outやヘッドフォン端子からの音声出力を、有線で接続して車載スピーカー聞くときに便利です。

VXM-184VFi JVCKenwood製ベーシックインターナビ

ドラレコ、ETC、カメラシステムに対応していますが、リア席モニターの対応はありません。シンプルですがエントリーとも差別化されていますので、これがちょうどよいというユーザーも多いと思います。

ドライブレコーダー連携

「ナビ連動タイプ/駐車時録画機能付」のみ同時装着が可能
上記ドラレコは、HD解像度の高機能タイプです。

→【関連記事】2018年 ホンダ・純正ナビ連動ドライブレコーダーは買いか?

ETC車載器の接続

カーナビと連携するタイプのETC2.0及びETC車載器に対応しています。
ETC2.0ならば高速料金決済と交通情報、ETCならば高速料金決済のみの機能になります。
詳しくは、こちらをご覧ください。

→【関連記事】ETC2.0のメリットは?

リアモニター(リア席カメラ)の接続

非対応

周囲カメラとの接続

  • フロントカメラ(車の鼻先さえ出れば、ワイドに見える)
  • コーナーカメラ
  • リアワイドカメラ

映像入力

非対応

音声入力

AUX(ナビ背面から別売りの専用コードで入力可能)

※ポータブルオーディオなどのLine outやヘッドフォン端子からの音声出力を、有線で接続して車載スピーカー聞くときに便利です。

VXM-184Ci JVCKenwood製エントリーインターナビ

ドライブレコーダーとETCの連携そしてバックカメラには対応しています。エントリーなので多くを省略していますが、これで十分というユーザーもたくさんいると思います。コストパフォーマンスが良いカーナビです。

ドライブレコーダー連携

「ナビ連動タイプ/駐車時録画機能付」のみ同時装着が可能
上記ドラレコは、HD解像度の高機能タイプです。

→【関連記事】2018年 ホンダ・純正ナビ連動ドライブレコーダーは買いか?

ETC車載器の接続

カーナビと連携するタイプのETC2.0及びETC車載器に対応しています。
ETC2.0ならば高速料金決済と交通情報、ETCならば高速料金決済のみの機能になります。
詳しくは、こちらをご覧ください。

→【関連記事】ETC2.0のメリットは?

リアモニター(リア席モニター)の接続

非対応

周囲カメラとの接続

リアワイドカメラシステム(バックカメラ)に対応

映像入力

非対応

音声入力

非対応

※このモデルでは、外部入力がありません。音声はBluetoothオーディオを利用するなどして工夫が必要です。

まとめ

  • ホンダの純正カーナビのリアモニター対応は、スタンダード以上
  • リアモニターとの接続にはデジタル(HDMI)とアナログ接続がある。
  • 11.6型リアモニター(VM-185EN)は、デジタル接続だとリモコンでリアからチャンネルや音量操作が可能。
    ※おそらくHDMI CEC (Consumer Electronics Control) を利用していると思われますが、マニュアルには特に記載がありません。
  • 9インチモニター(VM-155EN)は、アナログ接続のみ
  • ドラレコとETC連携は全てのモデルで対応しているが、対応するドラレコが駐車中も監視できるものとそうでないものがある。
    ※一般に、駐車場対応するものは、バッテリーに直結する電源接続を持っており、規定電圧より低ければイベントが入ってもドラレコを起動しないようになっているので、バッテリーあがり対策もOK。
  • バックカメラは最低限すべてのモデルで対応していますが、他の周囲カメラ対応はカーナビモデルに依存します。

ホンダ純正カーナビの拡張性についてまとめ、その注意点を解説しました。スッキリとキレイに装着できるのが純正品のよいところです。よくディーラーの販売スタッフと相談の上、好みにあったシステムを構築してください。

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