車載カメラをドラレコのカメラと共用
以前、スバルのアイサイトの記事を投稿しました。
その中で「アイサイト車は後付けドラレコが付けづらい、そのカメラ、ドラレコと共通にならない?」と筆者が言っておりましたが、近い機能がBMWから発表されました。
本記事では、この機能について紹介します。
パーキングアシスト用のカメラを利用
こちらによりますと、BMWのいくつかのモデルには、「パーキング・アシスト・プラス」という機能がありますが、前後左右の車外カメラを使って駐車をアシストするというものです。センターモニターには、真上からの俯瞰画像その他が表示されます。
これらのカメラによる周囲画像を、衝突時にイベント映像として保存する機能が、BMWのオンライン販売の後付けオプションとして発売されました。
対象となる車両は、3シリーズ(パーキング・アシスト・プラス装着車)、7シリーズ、8シリーズ、X5,X7の5つのモデルです。
衝撃時に前後約20秒間の映像が記録されるというもので、マニュアル操作による映像の保存にも対応するようです。
総括
BMWには「BMWコネクテッドドライブ」というオンライン機能がありますが、その中で「リモート3Dビュー」という機能があります。
これは、「車両の周囲の様子をスマートフォンから確認できるという機能」で、確かこのモニタリングにパーキングアシスト用のカメラがすでに使われていたのではないかと思います。
今回のドラレコ化もこのカメラ応用の一つということでしょうか?
BMWのパーキング・アシスト用外部カメラは、筆者の記憶では、前方は車両先端部周辺、後方も同様、左右はサイドミラー下にそれぞれ装着されています。
一般ユーザーがイメージするドラレコの映像はウィンドウに貼り付けられた車内カメラによるものですから、ちょっと映る内容が微妙に異なるかもしれませんが、車の周囲360度を残せるというのは魅力ですね。
こちらの発表を見るだけでは、「このドラレコ映像がどこに記録されるのか?」「駐車中も監視できるのか?」は不明です。
この類いの監視カメラ機能に対する筆者の理想としましては、事故映像はローカルのSDでも構わないのですが、車の駐車中に起こったイベント映像は、即座にスマホに通知され、サーバーに映像を即座にアップロードして欲しいものです。(※泥棒だったら、ドラレコを破壊して行くと思いますので。)
筆者、ドラレコは360°の記録が理想と思います。これならば、近づくものがすべて記録されます。
欲を言えば、アイサイトのようなステレオカメラ映像をドラレコ映像として残しておいてくれれば、保存された画像から、周囲の物体の距離や移動速度などもわかるのではないかと想像され、高度な証拠映像になるのではないかと思います。
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