2018年 トヨタ純正(ディーラーオプション)カーナビは 買いか?

トヨタ純正(ディーラーオプション)カーナビ・ラインナップ

トヨタのカーナビも他社と同様、工場装着カーナビが標準装着される車両については、基本的にそれ以外交換して使うことができません。

レスオプションが選べるものや、ディーラーオプション装着が可能なモデルについては、以下に紹介する純正(ディーラーオプション)品を装着することができます。

New! ※2018年夏頃に、トヨタ純正ディーラーオプションカーナビの新モデル(2018-2019年モデル)が発表されました。新モデルについては以下のページをご覧ください。
トヨタ純正ディーラーオプション・カーナビ(2018-2019モデル)ラインナップの特徴を解説
ついにトヨタの純正ディーラーオプションナビの2018年モデルが発売となりました。過去の経緯からみてもこれから2年間販売される、2018-2019年モデルということになります。本記事では新モデルの新機能を中心にモデルラインナップについて解説します。
2018年 トヨタのハイブリッド・ナビゲーション技術とは?
トヨタ新型クラウンや先に発売されたレクサスLS500では、ハイブリッドナビゲーションといわれる技術が使われています。カーナビでいうところのハイブリッドとは何なのか?最近のトヨタ・カーナビの傾向とともに解説します。
トヨタの新しいT-Connectサービス 何ができて何ができないのか?
2018年秋、T-Connectカーナビが新しくなりました!コネクテッド技術が搭載された車も発売され、ますますサービスを拡大するT-Connect。どんなトヨタ車で何ができるのか?そんな疑問について考えてみたいと思います。

1)「NSZN-Z66T」T-Connectナビ 10.5インチディスプレイ(Panasonic製)

アルファード・ベルファイア、エスティマ、ノア・ボクシー・エクスクァイア専用

2)「NSZT-Y66T」 T-Connectナビ 9インチディスプレイ(デンソーテン製)

装着可能車種が限定

3)「NSZT-W66T」T-Connectナビ 7インチディスプレイ(デンソーテン製)

4)「NSCD-W66」 7インチディスプレイナビ(デンソー製)

ラインナップ概要

  • すべてSDもしくはMicorSDナビゲーション
  • 上位3モデルはT-Connect対応 ・最下位モデルのみT-Connect非対応
  • 最上位モデルの10.5インチナビは、上記のように特定ミニバン専用モデル
  • T-Connect対応ということで、音声認識などのいくつかの機能を標準化しているため1)~3)のナビの基本機能に大きな差がない
  • T-Connect非対応の「NSCD-W66」が、他のモデルに比べて圧倒的に設定価格が安い(標準価格95,000円)

T-Connect対応ナビの共通の特徴

下記3モデルがT-Connect対応ナビゲーションです。
(型番の最後のTがT-Connect対応を表しています。)

「NSZN-Z66T」「NSZT-Y66T」「NSZT-W66T」

・DCM(専用通信モジュール)パッケージあり/なしが選択可能

DCM付ならば、個人のスマホでのテザリング不要でT-Connectを利用できます。

DCM付は初年度無料です。2年目から12,960円/年。(新型プリウスPHV等一部の車では3年間無料)。

DCMなしでスマートフォン・テザリングで使用する場合には通信料個人負担

オペレーターサービスの通話料はDCM基本料金に含まれますが、DCM無しの場合は個人負担です。

・WiFi対応
WiFiテザリングでネットワーク接続が可能

・Bluetooth対応(ハンズフリー、Bluetoothオーディオ、スマートフォン連携)

関連記事

カーナビと接続するためのBluetooth profile(ブルートゥース・プロファイル)の解説
カーナビとスマートフォンで必須となったBluetooth。その連携・接続機能について特徴を解説します。そして車での利用に必須となるプロファイルについても紹介します。

・音声認識対応
エージェントと対話しながら目的地設定が可能(T-Connectのオンライン機能)

・VICS WIDE対応(大雨地域や緊急情報の受信・表示に対応)
T-Connectの場合には、プローブ情報からトヨタ独自の交通情報を作っているため必ずしもWIDE対応でなくても十分です。大雨地域や緊急情報はVICS WIDE独自機能です。

・DVD/CD再生

・CDリッピング→SDへ保存

・外部入力はあまり充実していませんが、オプションでiPhoneのHDMI&USB入力に対応

関連記事

2018年 トヨタ純正ナビのオプション拡張性(リアモニター,ETC等)を解説
2018年のトヨタ純正カーナビについて、純正オプション製品の接続可能性について、カタログの情報から解説します。特にHDMIによる外部入力や、リアシートモニターの接続性、ETC2.0/ETC車載器の接続性について解説します。

1)NSZN-Z66TT-Connectナビ 10.5インチディスプレイ(Panasonic製)の特徴

  • アルファード・ベルファイア、エスティマ、ノア・ボクシー・エクスクァイア専用モデルであり、車両に合わせた音質設計がなされています。
  • 1280×720ピクセルの10.5インチHDモニター
    ・オプションの後席ディスプレイを装着することで、前席でラジオ/SD音楽/スマホ音楽、後席でDVD再生といった別のソースを同時再生することができます。

※大画面でも、地図の表示領域は他のモデルと同じです。(大きく表示されます)

1)「NSZN-Z66T」のおすすめ理由

トヨタミニバンの対応車両を購入した方には、10.5インチの大画面ナビがキレイに装着できます。

ミニバンの場合には、お子さんが後席で地デジTV放送やDVDを見たいという需要が多いと思いますが、そんなケースにもしっかり対応しています。

またT-Connect対応で、トヨタ車のプローブを使ったビッグデータによる交通情報を利用できますから、交通情報の信頼性は高いです。

スポンサーリンク

※筆者個人的には、パナソニック製なのでBlu-rayにも対応していて欲しかったのですが、こちらはDVDナビとなっています。

こちらで詳しく解説しています。

関連記事

2018年 トヨタ T-Connect 10インチナビ NSZN-Z66T の解説
T-Connectナビ NSZN-Z66T をカタログや取説の内容から解説します。2017年版地図にアップデートすると、信号情報運転支援システムに対応するという先進的なナビです。このシステムがどれほど使えるかはちょっと?ですが。

2)NSZT-Y66T T-Connectナビ 9インチディスプレイ(デンソーテン製)の特徴

  • アクア、CH-R、プリウス、タンクなどに装着可能です。
  • 装着可能車両が多岐に渡るため、車両に合わせた音質設計はされていませんが、ほぼ「NSZN-Z66T」と同等の機能を持っています。※マニュアルで見る限り、ほとんど差がありません。
  • 1280×720ピクセルの9インチHDモニター
  • オプションの後席ディスプレイを装着することで、前席でラジオ/SD音楽/スマホ音楽、後席でDVD再生といった別のソースを同時再生することができます。

※デンソーテン=旧富士通テン製です。(2017年11月より)

2)「NSZT-Y66T」のおすすめ理由

こちら、1)のモデルのミニバン以外でも9インチ大画面を利用でき、しかもインテリアとマッチしたキレイな装着が可能です。

上位モデルと同等の機能ですからフル機能でおすすめです。

後部差席にオプションのディスプレイを装着すれば、走行中も後席だけTVやDVDを見ることができます。

※走行中でも後席だけはちゃんと画面表示されます。

3)NSZT-W66T T-Connectナビ 7インチディスプレイ(デンソーテン製)の特徴

  • ほとんどのトヨタの車両に装着可能
  • T-Connect対応の高機能ナビ
  • メーター内ディスプレイに連携して表示する機能は無し
  • 後席個別再生機能はなし(アナログ出力を取り出すことは可能
  • コーナーモニターの表示機能なし

3)「NSZT-W66T」のおすすめ理由

7インチの標準サイズですが、T-Connect対応です。ファミリー向けの仕様ではありませんが、使い方によっては十分な機能があります。

上位の大画面ナビが装着できない車両の場合には、こちらのモデルがおすすめです。

こちらの記事で詳しく解説しています

関連記事

2018年 トヨタ T-Connect 7インチナビ NSZT-W66T の解説
T-Connect対応の純正ナビの内、汎用の7インチモデル NSZT-W66T (デンソーテン製)を解説します。上位モデルと同等のナビ機能ですが、拡張性を若干省略しています。

4)NSCD-W66 7インチディスプレイナビ(デンソー製)の特徴

  • T-Connect非対応で、低価格(標準価格 95,040円)
  • 地デジはワンセグチューナー
  • CDドライブ搭載(DVDは再生できません、リッピングもなし
  • 標準でAUX入力(オーディオ)に対応
  • Bluetooth対応(ハンズフリー、Bluetoothオーディオ、スマートフォン連携)
  • 4か国語対応
  • カメラモニターは、バックカメラのみに対応

4)「NSCD-W66」のおすすめ理由

  • T-Connectには非対応ですが、Bluetoothにも対応したCDドライブ搭載ナビです。
  • 音楽や映像はスマホで十分という方には、これで十分と言えるカーナビではないかと思います。
  • バックカメラのみの対応ですが、特にコンパクトカーであれば十分かと思われます。
  • VICS WIDE対応ですので、オンラインでなくても交通情報をしっかりと取得できます。
  • 通信費用などのランニングコストもかかりませんので、そういう意味でもおすすめです。

まとめ

トヨタの純正(ディーラーオプション)カーナビのラインナップの特徴を紹介しました。

特定車種のみではありますが、10インチ越えを用意しているところはさすがトヨタです。

ラインナップはうまくクラス分けされており、価格とニーズによってユーザーが選ぶことができるので、よいと思います。

T-Connectもスタンダードクラスに対応していますから、多くの方がオンラインカーナビを体験できると思います。

最近社会問題となっているのが、運転中のスマホ操作です。操作するなと言っても最近の人達はスマホ中心に生活をしていますから、自動車メーカーは「ハンズフリー」で操作する仕組みを積極的に提供した方がよさそうです。

CarPlayの対応もこの方向性にあっていますが、音声認識や言語解釈機能はこの社会問題を解決できるのでしょうか?

ところで、筆者個人的には、最上位モデルはBlu-ray対応にして欲しかったです。

最近はPanasonicディーガも低価格で非常に高機能なものが発売されており、個人間でやり取りするビデオフォーマットもDVDからBlu-rayが多くなってきました。車でも気軽に見ることができることを期待しています。

関連記事

2018年 トヨタ純正ナビのオプション拡張性(リアモニター,ETC等)を解説
2018年のトヨタ純正カーナビについて、純正オプション製品の接続可能性について、カタログの情報から解説します。特にHDMIによる外部入力や、リアシートモニターの接続性、ETC2.0/ETC車載器の接続性について解説します。
2018年 トヨタ T-Connect 10インチナビ NSZN-Z66T の解説
T-Connectナビ NSZN-Z66T をカタログや取説の内容から解説します。2017年版地図にアップデートすると、信号情報運転支援システムに対応するという先進的なナビです。このシステムがどれほど使えるかはちょっと?ですが。
2018年 トヨタ T-Connect 7インチナビ NSZT-W66T の解説
T-Connect対応の純正ナビの内、汎用の7インチモデル NSZT-W66T (デンソーテン製)を解説します。上位モデルと同等のナビ機能ですが、拡張性を若干省略しています。
トヨタ純正ディーラーオプション・カーナビ(2018-2019モデル)ラインナップの特徴を解説
ついにトヨタの純正ディーラーオプションナビの2018年モデルが発売となりました。過去の経緯からみてもこれから2年間販売される、2018-2019年モデルということになります。本記事では新モデルの新機能を中心にモデルラインナップについて解説します。

 

タイトルとURLをコピーしました