カロッツエリア 楽ナビ 10機種が発売 ラインナップと特徴を解説

新しい楽ナビシリーズ(2018年10月)

楽ナビ | カーナビ・カーAV(carrozzeria) | パイオニア株式会社
「パッと見て必要な情報がわかること」。TVでもPCでもスマートフォンでもなくカーナビに求められる使いやすさをどこまでも追い求めた楽ナビが、あなたのカーライフをもっと快適に、もっと楽しく変えていきます。

2018年10月2日にパイオニアから発表された新「楽ナビ」シリーズ、一気に10機種が発売されました。

大画面の9インチから始まり、DVDやCDドライブのない「イマドキ」のモデルもラインナップに含まれています。

本記事では、楽ナビのラインナップの特徴と、気になる機能や仕様、そして利用できるサービスについて解説します。

※楽ナビのホームページの説明はとても長いので、全部読むのは大変です。筆者の目線で特徴となるところを抜粋して紹介します。

楽ナビ ラインナップの特徴は?楽ナビってどんなナビ?

カロッツェリアのカーナビは、「フラッグシップのサイバーナビ」と、「廉価版の楽ナビ」というのがそもそものの位置づけ。

サイバーナビの高性能を一部受け継ぎながら、コストパフォーマンスを重視したのがカロッツエリアの楽ナビの特徴です。

新・楽ナビの特徴

9インチ(W-XGA)モデル追加

その楽ナビに9インチの大画面モデルが追加されました。
W-XGAということで、1280×720×3(RGB) = 2,764,800画素です。

「CDなし & Bluetoothあり」モデル

CDはなくともBluetoothは必要というイマドキのカーライフ事情にあわせ、コストパフォーマンス重視モデルも追加されています。

HDMI入力対応でAV機能充実

廉価版ナビというと、アナログ入力しか搭載されないモデルが多い中、楽ナビの上位機種ではHDMI入力を備えています。

スマートコマンダー対応

別売りとなりますが、サイバーナビで話題となったスマートコマンダーにも対応します。

マップチャージ付モデルあり!

上位モデルは、3年分の地図更新付です。
マップチャージは全更新だけでなく、差分更新もついてとてもお得です。
後ほど詳しく紹介します!

ドライブレコーダー連携

最新のカーナビでは、他社を含めドラレコ連携がすすんでいますが、カロッツェリアの楽ナビも連携が可能です。パイオニアの「ドライブレコーダーリンク」機能に対応しています。

その他、新ラインナップの特徴

汎用7インチモデルは、ワイドDIN(200mm)製品と標準DIN(180mm)製品を用意
※但し、702と102は180mm製品のみ

楽ナビ共通仕様(全モデル)

  • スマートループとVICS WIDEに対応
  • WIDE FMに対応
  • タイムアライメント機能あり
  • 13バンドイコライザー
  • 地デジチューナー搭載(上位モデルはフルセグ/ワンセグ)
  • スマートコマンダー(別売り)対応可能
  • 別売りのドラレコも接続可能(ドライブレコーダーリンク対応)
「タイムアライメント機能」とは?
スピーカーから耳までの距離に応じ、到達時間を調整する機能です。
左右、前後のスピーカーの位置を2.5cm刻みで設定することで、リスニングポイントで最適な音場を再現します。

ラインナップのおさらい

AVIC-RQ902
9インチ(W-XGA)モニターの最上位モデル

AVIC-RL902
8インチ(X-VGA)モニターの最上位モデル

AVIC-RW902(ワイド)/AVIC-RZ902(標準)
7インチ(W-VGA)モニター、200mm ワイドDINの最上位モデル

以上、ここまでがハイエンドモデル、モニターサイズとDINサイズに違いがあります。

ハイエンド モデルだけの特徴は?

  • マップチャージ3年分(無料地図更新付)
  • CDリッピング機能(ミュージックサーバー)あり→SDカードに保存
  • HDMI入力あり
  • 光沢パネルを採用したブリリアント フィニッシュ ディスプレイ パネル

AVIC-RZ702(標準DINのみ)
7インチ(W-VGA)モニターのハイ-ミドルクラスモデル。
最上位機種から以下の機能を取り去ってコストダウン

省略されている機能

  • マップチャージなし
  • CDリッピング(ミュージックサーバー)なし
  • HDMI入力なし

AVIC-RW502(ワイド)/AVIC-RZ502(標準)
7インチ(W-VGA)モニターのミドルクラスモデル。地デジはワンセグ

AVIC-RW302(ワイド)/AVIC-RZ302(標準)
7インチ(W-VGA)モニターのロープライスモデル。地デジはワンセグBluetoothなし!

AVIC-RZ102(標準)
7インチ(W-VGA)モニターのロープライスモデル。 Bluetooth あり!CDドライブなし!

楽ナビのたくさんの特徴機能の中から、厳選して紹介!

ナビ機能

駐車場マップ
主な地下駐車場の地図をパイオニアが独自に調査して持っているようです。
駐車場へアクセスするエレベーターの位置もアイコンで示されるので便利(全国で119箇所)

一時停止標識の表示機能
約137万件、その地点で一時停止の標識が自動的に表示されます。

ゾーン30エリア表示(1,991ヶ所)
最近、パナソニックのナビやトヨタの純正ナビでも採用された「ゾーン30」エリアを表示可能です。

→【関連記事】トヨタ純正ディーラーオプション・カーナビ(2018-2019モデル)ラインナップの特徴を解説

オービス位置情報
こちらはオプションで販売されています。購入したデータをインストールすると、地図上にアイコンでオービス位置が表示されます。

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10Hz測位
パイオニアのナビは、測位(位置判定)を毎秒10回行っているそうです。
そんなに細かくなくてもよいのではないかと筆者は思いますが、走行中は自車位置が滑らかに移動していきます。

GPSからの測位用信号は毎秒1回しか来ませんので、間を他の情報で補間しながら測位しているのですね。

オンライン機能

フリーワード検索
普段から、PCやスマホのブラウザーの検索に慣れているので、これに近い感覚で検索できます。キーワードの組み合わせが可能なようです。

営業時間考慮周辺検索
ジャンルは限定されますが、営業時間を考慮して検索ができます。
特に夜の給油には、この機能はありがたいですね。

オートパーキングメモリ
駐車場に入る際、駐車場の入口位置を記憶する機能です。

PCでのドライブプラン
PCに「ナビスタジオ(楽ナビ用)」をインストールし、「MapFan Web for カロッツェリア」を起動すれば、車に乗らなくても、事前にドライブプランを立てることができます。

エコ/EV対応
EV用に走行範囲を示したり、充電施設を検索する機能があります。

※充電スポット満空情報に対応しているようですが、パイオニアホームページには以下のようになっています。

日本ユニシス株式会社が運営する「NEXCO中日本管内電気自動車急速充電サービス」「大阪充電インフラネットワーク」を基に提供

※NCSではないようなので、どのくらいカバーされているのか?です。

楽ナビの地図更新について

マップチャージ

上位モデルには、3年間の無料更新「マップチャージ」が付いています。
以下のデータをダウンロードして利用可能です。

  • 全更新(購入から3年間で5回) 毎年、年2回(春・秋版)データがリリース
  • 差分データ(全更新データリリース月以外の毎月) ※直前の全 更新が必須です。
  • 地点データ(全データリリース月以外の半年に4回)

更新方法

差分更新(道路・地点データ)
通信モジュールもしくはPCでSDにダウンロードして更新

全更新
PCでSDカードにダウンロードし、カーナビ本体のスロットに挿して更新!

AV機能

SDカード上の以下のフォーマットのメディアデータを再生可能です。

音声

  • MP3
  • WMA
  • AAC
  • WAV

動画

  • AVI
  • MP4(MPEG4+AAC or H.264+AAC)
  • WMV

※ハイレゾ対応ではありませんが、主なファイルフォーマットはしっかりと対応しています。
また、USBメモリ内の映像ファイルの再生には対応していないようです。

接続性・拡張性

※追記しました

全モデル アナログ映像・音声入力 x1系統あり
ドラレコ出力や外部映像機器を接続して、カーナビで表示することができます。

全モデル リア席モニター接続用アナログ出力あり
リア席用モニター接続用のアナログ映像出力が設けられています。

リアモニターには、HDMI入力の映像は表示されません。また、AVIC-RW502/RZ502/RW302/RZ302/RZ102」の場合、ワンセグ映像は表示されません。ご注意ください!
上位モデルでのフルセグ表示はOKのようです。

全モデル 別売りの専用ETC2.0/ETC連携車載器との接続が可能(端子あり)

全モデル 別売りのパワードサブウーファー用の出力端子を搭載

全モデル バックカメラ用入力端子あり

全モデル 背面USB端子あり
AVIC-RZ702以上は2系統、下位モデルは1系統。

総括

最上位の9インチRQ-902が、実売128,000円程度。
これは本体のみの価格なので、実際はこれに取付キットなどが必要となります。

9インチナビとしてはかなり低価格な設定だと思います。ナビ性能もスマートループを利用できますし、マップチャージで3年間無料地図更新も付いています。

トヨタの車には適合車種が多いようですが、くわしくはHPを参照してください。

さて、それ以外に筆者注目のモデルは、汎用サイズのハイエンド、「AVIC-RW902(ワイド)/AVIC-RZ902(標準)」とCDドライブなしのAVIC-RZ102(標準)。

AVIC-RZ902(標準)AVIC-RZ102(標準)

これだけいろんなラインナップがあるってスゴイですね。

これは筆者の勝手な希望ですが、AVIC-RZ102に、マップチャージとHDMI付」なんてモデルは意外と人気が出るのでは?と思うのですが、いかがでしょうか?

→【関連記事】パイオニアから新型ドラレコ発売 偏光フィルター対応は新しいか!?

 

 

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