Movioブランドのドラレコ
2018年9月現在、価格.comのドラレコページを見てみると、売れ筋ランキングの第5位にランクインしている低価格のドラレコを見つけました。
MOVIOというブランドから発売されているMDVR104FHDです。
よく調べてみると、その発売元はレコード針の製造販売で有名なNAGAOKAでした。
「ランクインするには何か理由がある!」ということで、このドラレコについて調べてみました。本記事にてご紹介します。
MDVR104FHD スペック概要
- Full HD画質のドラレコ
- 1.5inch モニターが内蔵された一体型タイプ
- Gセンサー内蔵
- GPSなし
- 画角は170°
- メディアはmicroSD
- そして価格はなんと約5,000円、価格.comの最安値はなんと4,770円
ここまでみると、普通の簡易的なドラレコです。
詳細スペックを読み解く
NAGAOKAのHPに取扱説明書がありましたので、読み解いてみました。
付属品
- 本体(40g)と超!軽量
- 固定フォルダ(吸盤式)
- USBケーブル(データ伝送、電源供給用)
- カーチャージャー(シガーライターから給電用)
となっており、なんといまどき吸盤で本体を固定する仕組みになっています。
そして車内では、シガーライター電源から給電します。
スペック欄から
解像度は1080P, 720P。
フォーマットはAVI/JPEGとなっていますから、静止画撮影もできるようです。
Gセンサーは感度がオフ/高/中/低の4段階に切り替えられます。
本体重量はたった40g。
バッテリーは内蔵されているものの、「1分程度しかもたない」となっています。
※瞬断対策用でしょうか?
GPSがないので、時刻を自分でメニュー画面から入力・設定します。
HDR/WDRはないので、白飛びしたり、黒つぶれしてしまうこともあるかと思われますが、NAGAOKAサイト内にあるサンプルを見る限り、それほど画質は悪くないと思われます。
動体検知機能あり
よく読んでみると、動体検知モードにしておくと、電源が入っているときだけ動体検知して記録を残せるとなっています。
車両バッテリーから結線して給電でもしないと、駐車中は使えないのでは?
駐車モードあり
こちらは、衝撃をGセンサーで検知すると、記録するモードがあるようです。
このドラレコ自体は、車両バッテリーからの給電を前提としない設計ですし、オプションの電源ケーブルもなさそうです。駐車モードは内蔵バッテリーの電力で動作するようです。
おそらく、駐車モードでは、モニター等の表示をせずに動作すると思われますので、上記の1分だけということはなく、それなりの時間と回数分動作するのではないかと推測されます。
パソコンとの接続
USBでPC接続すると、リムーバブルディスクとして認識されるようです。
また、データ接続モードでつないだときには、本体を動作させるための本格的な給電はされないとのことです。
USBからの電源供給で本体を動作させたい場合には、データ接続ではなく、単純なUSB給電接続にする必要があります。
総括
上記の様に、本機のスペックを見ていて謎だったことが以下の2つ。
- なぜ吸盤固定?
- 電源ONでしか動作しない動体監視モードの使い道?
ですがようやくわかりました!というか筆者は思いました。
本機は、ドラレコというだけでなく、本体を単独で使用する「カメラガジェット的な使い方」ができるのではないかと!
「この様な使い方をしたらよいのではないか?」というのが筆者の結論です。
たとえば、家の敷地内の窓から見えるところに駐車場があって、家の中に本機を設置。
駐車場に駐車している車を撮影するように固定して動体監視モードONにするというのはどうでしょうか?
これならば、AC電源から給電しながら電源をONにしておき、動体検知モードを使うことができます!
安いので、2台買って、1台は車載。もう1台は家の窓から駐車場側に設置する!というのはどうでしょう?
もちろん、動体検知用カメラと考えれば、車の監視だけでなく人通りの少ないところで、広く活用できそうです。(動体検知能力がどの程度のものなのかは、不明ですが…。)
※本体には、microSDカードは同梱されていませんので、ご注意ください。
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