セルスター ドラレコ CSシリーズ
レーダー探知機製品がよく知られているセルスター工業。
その「セルスター」ブランドからシンプルでコンパクトなドライブレコーダー製品 CSシリーズが3モデル発売となりました。
- CS-11FH(1カメラ/GPSなし)
- CS-21FH(1カメラ/GPSあり)
- CS-31F(1カメラ/バックカメラ接続可能/GPSあり)
これらの特徴と違いについて解説します。
セルスターCSシリーズはどんなドラレコ?
CS-11FH(1カメラ/GPSなし)
CS-21FH(1カメラ/GPSあり)
これらの2つの製品は、GPS非搭載/搭載が異なるだけで、他の基本スペックが同じ製品です。
SONY Exmor CMOSセンサーを搭載した1カメラドラレコ、1.44型モニターを内蔵した一体型。
CS-31F
SONY Exmor R(裏面照射型) CMOSセンサーを搭載した1カメラドラレコ、2.4型タッチパネル付モニターを内蔵した一体型。
各種位置情報に基づいた警告機能がついています。
CSシリーズ共通の特徴
- 日本製 この製品は日本の工場(三重)で生産(3年保証)
- 高感度のCMOSセンサーにより、特に夜間でもノイズの少ない美しい映像で記録
- 独自ファイルフォーマットでエラー発生率を低減(定期的なフォーマットが不要)
- スーパーキャパシタを内蔵し、事故の衝撃などによって電源が瞬断するのを防ぎます
- GPS付(CS-11FH/CS-31F)では、みちびき/ガリレオ/グロナスにも対応した測位の早いGPSモジュールを採用
- 対応SDカード:SDHC 8GB~32GB(class10)及び SDXC 64GB
- 動体検知にも対応した駐車監視機能を搭載
※別売りの常時電源コードGDO-10、またはGDO-24が必要
セルスターは独自技術でこのエラーが発生しにくいものにしたそうです。
CS-11FH/CS-21FHの特徴
センサー:200万画素 SONY Exmor CMOSセンサー
画角:水平107° 垂直56° 対角130°(最大録画画角)
F値: 2.0
フレームレート: 30fps(LED信号機に対応)
HDR:あり
録画解像度:FullHD/HD/D1の3段階
録画画質: 各解像度で高画質/標準/低画質の3段階
※画質によって多少画角が変わります。
記録フォーマット: AVI(H.264)、静止画:JPEG
音声記録:オン/オフ可
記録モード:
- 常時録画(ファイル分割は1分単位)
- 衝撃検知録画(イベント発生前5秒/発生後20秒を保存)
- 手動録画(ボタン操作でイベントを発生させて保存します)
- 駐車監視時:常時録画、衝撃録画、モーション録画の組み合わせ動作可
記録データ:
CS-11FH: 日時、加速度、映像
CS-21FH: 日時、加速度、走行速度、位置情報、映像
※CS-21FHは、位置情報が記録されますので、専用ビュアーで地図と同時表示が可能
専用ビュアーが付属
VCCI: 一般財団法人VCCI協会の電波自主規制のクラスB適合品です。
※地デジチューナーと電波干渉しにくい設計です。
付属品:本体、マウントベース、ボールジョイント、両面テープ、DCコード、取扱説明書、8GBマイクロSDカード(ビュアー入)
CS-31Fの特徴
センサー:200万画素 SONY Exmor R CMOSセンサー
画角:水平115.8° 垂直60.2° 対角141.8°(視野角/最大録画画角)
F値: 2.0
フレームレート: 30fps(LED信号機に対応)
HDR:あり
録画解像度: FullHD/HD/D1の3段階
録画画質: 各解像度で高画質/標準/低画質の3段階
※画質によって多少画角が変わります。
記録フォーマット:AVI(H.264)、静止画:JPEG
音声記録:オン/オフ可
記録モード:
- 常時録画(ファイル分割は1分単位)
- 衝撃検知録画(イベント発生前5秒/発生後20秒を保存)
- 手動録画(ボタン操作でイベントを発生させて保存します)
- 駐車監視時:常時録画、衝撃録画、モーション録画の組み合わせ動作可(但し本体カメラのみで録画)
記録データ:
日時、加速度、走行速度、位置情報、映像
※専用ビュアーで地図と同時表示が可能
専用ビュアーが付属
VCCI: 一般財団法人VCCI協会の電波自主規制のクラスA適合品です。
※地デジチューナーと電波干渉しにくい設計です。
付属品:本体、RCA変換ケーブル、映像分岐ケーブル、DCコード、マウントベース、ボールジョイント、両面テープ、両面テープ(ダッシュボード用)、コードクリップX5、16GB microSD(ビュアーソフト入)、脱脂クリーナー、取扱説明書
CS-31Fの独自機能
バックカメラ映像の取り込み:
汎用のバックカメラの出力をアナログ接続することで、バックカメラ映像を同時録画することができます。
通常、ナビなどに接続して使っているバックカメラの場合には、バッグランプから電源を取っており、前進している時には給電されない状態になっていると思います。
そのため、ドラレコのバックカメラとして使う場合には、ACCから電源を取るように変更して、カメラのRCA出力を付属の分岐ケーブルで分岐させて利用します。
外部映像出力:
モニター映像を外部モニターに切り替えて表示する機能(本体モニターと同時表示は不可)
セルスターのレーダー探知機と接続可能
専用ケーブルで電源やモニター接続が可能
ADAS機能(安全支援機能):あり
- 前車発車警告
- 車間距離保持警告(車間が一定距離になるとお知らせします)
- 車線逸脱警告
GPSお知らせ機能:
位置情報に基づいて、取締機や安全運転ポイントをお知らせします。
このデータはPCやスマホアプリで更新可能です。
機能比較表: CS-11FH/CS-21FH/CS-31FH
CS-11FH | CS-21FH | CS-31FH | |
センサー | 200万画素 SONY Exmor CMOSセンサー | ← | 200万画素 SONY Exmor R CMOSセンサー |
フレームレート | 30fps | ← | ← |
F値 | 2 | ← | ← |
録画画素数 | 200万画素(FullHD) | ← | ← |
100万画素(HD) | ← | ← | |
35万画素(D1) | ← | ← | |
録画画質 | FullHD(高/中/低) | ← | ← |
HD(高/中/低) | ← | ← | |
D1(高/中/低) | ← | ← | |
フォーマット | 録画AVI(H.264)、静止画JPEG | ← | ← |
録画モード | 常時録画 | ← | ← |
常時録画+イベント録画 | ← | ← | |
クイック録画 | ← | ← | |
(常時録画/モーション録画、常時録画/イベント録画、モーション録画+イベント録画 ※パーキングモード時) | ← | ← | |
GPS | × | 〇 | 〇 |
HDR | 〇 | ← | ← |
3Gセンサー | 〇(衝撃感度 10段階) | ← | ← |
音声録音 | 〇(オン/オフ) | ← | ← |
外部映像出力 | × | × | 〇(付属ディスプレイor外部どちらか一方) ※再生時なし |
バックカメラ取り込み機能 | × | × | 〇 |
電源電圧 | DC12V/24V | ← | ← |
動作温度 | -10℃ ~ +60℃ | ← | ← |
本体重量 | 本体:62g | 本体:75g | 本体:98g |
VCCI | クラスB | ← | クラスA |
製品保証期間 | 3年 | ← | ← |
総括
セルスターのCSシリーズについて紹介しました。
1カメラのシンプルな製品ではありますが、必要な機能をしっかりと搭載し、日本製で品質へのこだわりが感じられる製品です。
信頼性があり、長く使えるものと思われます。
CS-31Fは、CS-11FH/CS-21FHとはやや設計が異なり、上位機種の要素を持ったモデルです。
すでにリアカメラを着けている方であれば、この本体だけで2カメラドラレコとして使えます。
RCA入力のため、撮影画質は30万画素にはなりますが、証拠映像として考えれば十分なものです。
シンプルなドラレコとは言え、最近はかなりハイスペックになってきましたね。
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