クラウド対応ドライブレコーダー発売!
株式会社INBYTEから、2018年5月に発売されたドライブレコ―ダー DR750S-1CH。
こちら「クラウド対応ドライブレコーダー」なのだそうですが、ちょっと尖った製品なので紹介したいと思います。
DR750S-1CH
見た目は?
GPS内蔵の一体型ドライブレコーダー。本体にはモニター用のLCDを搭載していないタイプです。
最近、流行となってきたWifi接続ができるタイプなのですが、録画映像をスマホアプリで見られるというだけでなく、クラウドにも連携するという機能があります。
クラウド対応とは?
Wifiに接続できる製品が最近増えていますが、よくある従来品は、スマートフォンと直接ドラレコのWifi電波が届く範囲で接続するというものです。
しかしながらこちらのDR750S-1CHは、クラウド上に機器に結び付けられるアカウントを持てるようになっており、Wifiテザリングでインターネット接続できれば、本体のWifi電波が届く届かないにかかわらず、ライブビューをスマホからみることができるそうです。
主なクラウド機能(HPの紹介分より)
- ドライブレコーダーが映し出しているライブビューを、遠隔地のスマホで表示
- 双方向音声通話
遠隔地でスマートフォンを持っている人と、車内のユーザーがドライブレコーダーを通じて双方向通話をすることができる。 - 緊急アラーム
衝撃感知のイベントを、遠隔地に通知 - 映像を設定しておいたクラウドに保存・バックアップ
- 位置情報をスマホ地図上で表示
- 撮影された動画(microSD内に保存)のリモート再生
※クラウドを使用するためのプランには、無料プラン~有料プラン(1260円/月~)があり、プランによって使用できる機能・時間・容量などに制限があります。
ドライブレコーダー部の主な仕様
- 210万画素 SONY製のCMOSセンサー
- 画角
対角139°
水平116°/垂直61° - 最大解像度 1920×1080 / 58fps
- GPS内蔵
- 3軸加速度センサー内蔵
- スピーカーとマイクを内蔵
- バッテリー:スーパーキャパシター
※大型のコンデンサーにより、衝撃による電源の瞬断などに配慮したものと思われます。 - 16GBのmicroSDが同梱されているようです。
- pc用の専用ビュアーソフトがあります。
- スマートフォンから本体の各種設定変更が可能です。
総括・評価
クラウドサービスと連携することで、ドライブレコーダーと遠隔スマートフォンをつないだ新しいサービスが特徴のドライブレコーダーです。
車に誰か乗車しているときには、手持ちのスマホでテザリングできますし、エンジンもかかっているので本体に問題なく給電されますが…。ここまでの機能がありながら、駐車中はクラウド接続できないのはとてももったいない気がしました。(同梱されるのは、シガーライター電源程度ですので。)
「駐車中の電源問題」と「駐車中のインターネット接続問題」と、いろいろ探してみると。ありました!
オプション製品ですが、
「駐車モードハードワイヤリングキット」
車載バッテリーから給電し、電圧低下で給電停止される装置(並行輸入品だと安いようです。)
「駐車モードバッテリーパック」
12時間ほど連続給電できる別売の外付けバッテリーパック!
ネット接続は格安データsimを古いスマホに入れて、テザリング状態で充電して置いておけばなんとかなりそうですね。
もちろん、Wifiスポット近くの駐車場であれば、それも不要です。
筆者が特に楽しいと思ったのは、双方向通話機能です。
直接スマホ同士でLine電話などでつなげば、もちろん似たようなことはできるのですが、
こちらの製品ならばドラレコの前方カメラ映像を見ながら、遠隔で通話による道案内とかできるというのは、何か用途がありそう!!と思うのです。
販売価格はやや高めの設定なのですが、これでないとできない機能がいろいろとあります。駐車監視用のバッテリー関連製品を含め、もう少しリーズナブルな価格で入手できるようになることを祈ります。
こちらの発売元であるInbyte社。今後、さらなる新しいサービスや製品を提供してくれそうな予感がします。
こちらの製品の他に、カメラ2個で前後方撮影可能なタイプも発売されています。
DR750S-1CH |
DR750S-2CH |