日産ディーラーオプションカーナビ 2019-2020年モデルのラインナップについて考える

日産ディーラーオプションカーナビが一新!

日産:ナビゲーション&オーディオ
ドライブがもっと楽しくなる。旅の風景に音を添える。日産車専用設計「ナビゲーション&オーディオ」

2019年秋。日産のディーラーオプションナビのラインアップが一新され、日産のHP上にも掲載されました。
旧モデルの在庫がなくなり次第、新しいものに切り替わると思われます。

新しいラインナップの特徴と、変更点について仕様などの情報を元に解説します。

New 2020-21年モデルラインナップについてはこちらです。

2019-2020年モデルの紹介

ラインナップの概要

  • 従来と同じ、プレミアム、スタンダード、シンプルの3機種構成
  • 最大の10インチ、9インチ、8インチ、7インチをラインアップ
  • プレミアムはBlu-ray ドライブを採用(セレナ、エルグランド、エクストレイル専用設計
  • セレナは10インチのプレミアムもしくは同じく10インチのスタンダードモデル、7インチのシンプルモデルを装着可能
  • プレミアムとスタンダードはパナソニック製Nissan Connectに対応
  • シンプルはJVCケンウッド製でNissan Connectには非対応

※各モデルの基本仕様は、旧モデルと比較して、それほど大きな変更はありません

MM519D-L プレミアムモデル

日産:ナビ&オーディオ | 日産オリジナルナビゲーション
  • Nissan Connectに対応
  • セレナ、エルグランド、エクストレイルだけの専用設計
    但し、セレナは10インチのXGAモニターモデル、エルグランドは9インチのVGA、エクストレイルは8インチのVGAモニターモデルとなります。
  • Blu-ray ドライブを採用(Blu-ray/DVD/CDの再生が可能)
  • Drive T@lkerと連携した音声認識機能に対応
  • CD録音、Music Stocker(録音・再生アプリ)、WIDE FM/AMチューナー、フルセグ/ワンセグ地デジTV、Bluetooth Audio/hands free、VICS WIDEに対応
  • パナソニック製
プレミアムモデル(MM519D-L)だけの特徴
・HDMI入力(オプションケーブルが必用)
・CarPlay/Andriod Autoに対応
・Blu-ray ディスクの再生
プレミアムモデル(MM519D-L)の拡張性
・VTR入力(オプションケーブルが必要)
・リアモニター(オプション)とHDMI接続が可能
・ETC2.0/ETCのナビ連動車載機とオプション接続可能

MM319D ベーシックモデル

日産:ナビ&オーディオ | 日産オリジナルナビゲーション
  • Nissan Connectに対応
  • 10インチモデルはセレナ専用、9インチモデルはデイズ・エクストレイル専用、7インチモデルは前記以外の車両モデルに対応
  • DVD ドライブを採用(DVD/CDの再生が可能)
  • Drive T@lkerと連携した音声認識機能に対応
  • CD録音、Music Stocker(録音・再生アプリ)、WIDE FM/AMチューナー、フルセグ/ワンセグ地デジTV、Bluetooth Audio/hands free、VICS WIDEに対応し、これらは上位のプレミアムと同等
  • パナソニック製
ベーシックモデル(MM319D)の拡張性
・リアモニター(オプション)とアナログ接続
・ETC2.0/ETCのナビ連動車載機とオプション接続可能

MM119D シンプルモデル

  • Nissan Connectには非対応のシンプルモデル
  • 7インチモニター
  • CDドライブを採用 DVDは再生不可!(これも従来通り)
  • CD録音機能は省略
  • フルセグ/ワンセグ地デジ、WIDE FM/AMチューナー、Bluetooth Audio/hand free、VICS WIDEなど、基本機能は充実

※JVC Kenwood製ということもあり、様々なフォーマットの動画・音楽を再生可能です。(ここは上位モデルにも負けません。)

スポンサーリンク
シンプルモデル(MM119D)の拡張性
リアモニター接続には非対応
ナビ連携タイプのETC2.0/ETC車載機は利用できません
※別途、発話型と呼ばれる独立タイプのETC2.0/ETC車載機を利用してください。

比較表

プレミアムモデルベーシックモデルシンプルモデル
モデル名MM519D-L
10インチ
MM519D-L
9インチ
MM519D-L
8インチ
MM319D-L
10インチ
MM319D-L
9インチ
MM319D-W
7インチ
MM319D-A
7インチ
MJ119D-W
7インチ
MJ119D-A
7インチ
価格
(取付費、税込)
322,000~319,750~300,592~274,000~218,000~166,938~145,664~110,664~100,664~
SDナビNAVI:8GB
 + Music:8GB
NAVI:8GB
 + Music:8GB
Memory NAVI:16G
画面解像度WIDE XGAWIDE VGAWIDE XGAWIDE VGAWIDE VGA
タッチパネル静電静電
ピンチ操作
チルト0~5段階0~5段階0~6段階
ドライブBD/DVD/CDDVD/CDCD
CDリッピング×
MUSIC STOCKER
(録音音楽の管理アプリ)
〇 Gracenoteでタイトル付け〇 Gracenoteでタイトル付け×
音声認識〇 (Drive T@lker)〇 (Drive T@lker)×
地上波デジタルチューナーFull-seg + 4tunersFull-seg + 4tunersFull-seg + 4tuners
WIDE FM / AM ラジオチューナー
Nissan Connect対応×
通信アダプタ(音声対応版)×
CarPlay/Android Auto対応××
VICS WIDE
多国語対応2ヵ国語2ヵ国語4ヵ国語
(日英韓中)
音の匠××
USBオーディオケーブル別売りケーブル別売り
SDカード再生8GB同梱8GB同梱SDカード別売り
iPod/iPhone 音楽再生ケーブル別売りケーブル別売り
Walkman 対応ケーブル別売りケーブル別売り
Bluetooth
 BT Audio 対応コーデックSBCのみ?SBCのみ?SBC/AAC
インテリジェントアラウンドビューモニター対応(車種に依存)×
バックビューモニター
ドラレコ連動
ナビ連動ETC2.0/ETC△/△△/△×/×
後席専用モニター△HDMI△RCA×
対応車種セレナエクストレイルエルグランドセレナデイズ/
エクストレイル
エルグランド、エクストレイル、ノート、ジューク、キューブ、マーチ、ティアナ、シルフィ、デイズルークス、デイズ、NV350 キャラバン、NV100 クリッパー バン/リオNV150 AD、NV200バネットセレナ、エルグランド、エクストレイル、ノート、ジューク、キューブ、マーチ、ティアナ、シルフィ、デイズルークス、デイズ、NV350キャラバン、e-NV200、NV100クリッパー バン/リオ、リーフNV150 AD、
NV200バネット
地図更新3年3回無料3年3回無料3年3回無料
Navicon 対応
再生可能ディスク
Blu-ray
市販ディスク、BD-R, BD-RE××
DVD市販ディスク、DVD-R、DVD-RW
DVD-Video/DVD-VR(CPRM)/AVCREC
市販ディスク、DVD-R、DVD-RW
DVD-Video/DVD-VR(CPRM)
×
CD市販音楽CD、CD-R、CD-RW
CD-DA/MP3/WMA
市販音楽CD、CD-R、CD-RW
CD-DA/MP3/WMA
市販音楽CD、CD-R、CD-RW
MP3/WMA/AAC/WAV
/FLAC/Vorbis
オーディオ再生フォーマットMP3/WMA/AACMP3/WMA/AACMP3/WMA/AAC/FLAC/
Vorbis/WAV
画像再生フォーマットJPEGJPEG×
ビデオ再生フォーマットMP4/M4V/mp4/m4vMP4/M4V/mp4/m4vAVI/MP4/M4V/FLV
最大解像度1280×7201280×7201920×1080
最大フレームレート30fps30fps30fps
最大ビットレート8Mbps8Mbps8Mbps
AUX端子フロントフロント×フロント×
HDMI入力△要オプションケーブル××
VTR入力△要オプションケーブル△要オプションケーブル×

オプション製品

※追記しました。

ドライブレコーダー

2019年11月現在、日産ホームページで紹介されている純正ドラレコは、DJ4-D/DJ4-Sのみです。
詳しくはこちらを参照してください。

関連記事

日産純正ドラレコ(DJ4-D/DJ4-S) 2018年発売モデルを解説(2018-19年純正ナビに対応)
日産純正カーナビの2018-19年モデルの発売にあわせ、対応ドライブレコーダーも新しくなったようです。2つの製品があるようですが、違いを含め解説します。

ETC2.0/ETC 車載器

純正品としては、ダッシュボード等にビルトインされる「ビルドインタイプ」と、適宜邪魔にならない隠れたところにピタッと貼り付けて装着される「汎用取り付けタイプ」があります。

ETC車載器には、交通情報を受け取れて、圏央道で割引が受けられる「ETC2.0車載器」と従来の「ETC車載器」が選択可能です。

また、ナビと連携するもの、ナビと独立して利用可能なもの(音声でガイド)に分かれます。

ETC2.0 車載機器(連動モデル)

  • BM19-D2〈ビルトインタイプ〉
  • HM19-D2〈汎用取り付けタイプ〉

ETC車載器(連動モデル)

  • BM19-D〈ビルトインタイプ〉
  • HM19-D〈汎用取付タイプ〉

ETC車載器(音声ガイドモデル)

  • BM19-S〈ビルトインタイプ〉
  • HM19-S〈汎用取付タイプ〉

※筆者おすすめは、ETC2.0 車載器です。圏央道での割引や道の駅に立ち寄るための一時退出に対応します。
車両によってビルドインされる位置が変わることがありますので、ディーラーで確認してください。

関連記事

2019年 ETC2.0のメリットは?(一時退出の社会実験編)
高速料金徴収だけのETCに比較して、さまざまな追加サービスを提供しているETC2.0サービス。対象エリアがぐんと増えた「一時退出」の社会実験について解説します。

総括

各ナビ自体の基本機能はほとんど変わっていませんが、プレミアムとスタンダードが大型モニターに対応したところがポイントです。

筆者個人的に思うことは、プレミアムの7インチを是非作って欲しいと思います。
やはりBlu-rayを車で再生したいという需要はあると思いますし、車で再生するために家庭用Blu-rayレコーダーでDVDを選んで保存するというのも面倒です。
セレナでなくても、7inchでBlu-ray、もしくはリアモニター接続でBlu-rayを見たいという人はそれなりにいるのでは?と思います。

おそらくそういうユーザーの皆さんは、パナソニックのDYNABIG Displayのストラーダ辺りを検討するのでしょう。
日産純正のプレミアムモデルも、このストラーダも、どちらもパナソニック製ですね。

さて、セレナ・エルグランド・エクストレイを購入して装着する場合は、プレミアム・ベーシック・シンプルの3つから選ぶことができます。(価格差は最大20万以上!)
価格は高いですが、できればプレミアムの大画面が欲しいところ。
ベーシックでは、Blu-rayとHDMI、そしてCarPlay/Android Autoがなくなります。

セレナで、リアモニター付きにしたい場合、プレミアムナビ+リアモニターでは、かなりの高額になりますが、
フロントに7インチのベーシックナビを着けて、リアにアナログ接続でモニターを接続するとだいぶ予算は節約できるはずです。(アナログ接続の場合、アナログ出力を禁止しているコンテンツを表示できませんのでご注意ください。)

買う前に「ああでもない、こうでもない」と悩むのって楽しいですね。

関連記事

PANASONIC ストラーダ 2019-2020年モデル・ラインナップについて考える(CN-F1X10BD編)
DYNABIGディスプレイのストラーダFシリーズに、2019-2020年モデルが新しく発売されました。こんどはなんと10インチモニター。このモデルラインナップについて解説します。本記事はその1です。

 

タイトルとURLをコピーしました