彩速ナビ MDV-S708、L308シリーズについて考える

ケンウッドから2021年モデルが発売(S708, L308)

ドライビング3Dマップやダークモードを新搭載し、地図表示がさらに見やすくなった「TYPE S」の2021年モデル AVナビゲーションシステム 彩速ナビゲーション「MDV-S708L」「MDV-S708W」「MDV-S708」を発売 | ニュースリリース | KENWOOD
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JVC Kenwoodから、Kenwood 彩速ナビの2021年モデルが発売されました。

S708とL308の2モデル、中堅と下位モデルの位置づけにはなりますが、どちらも8型の大画面ディスプレイを搭載したモデルを含んでいます。

  • MDV-S708L 8インチモニターを搭載した、DVD/SDドライブのメモリーナビ
  • MDV-S708W 200mm ワイドDINに対応した7インチモニター・DVD/SDドライブのメモリーナビ
  • MDV-S708 180mm 標準DINの7インチモニター・DVD/SDドライブのメモリーナビ
  • MDV-S308L 8インチモニターを搭載した、CD/SDドライブのメモリーナビ
  • MDV-S308W 200mm ワイドDINに対応した7インチモニター・CD/SDドライブのメモリーナビ
  • MDV-S308 180mm 標準DINの7インチモニター・CD/SDドライブのメモリーナビ

本記事では、両モデルを比較しながらラインナップの特徴について解説します。

MDV-S708はどんなナビ?

708シリーズは、Bluetooth搭載のDVD、ハイレゾモデル。

上位のMシリーズと比べると、外部映像入力が省略されていたり、LDAC対応/DSD再生対応等細かいところが省略されています。
この上位との差分については、昨年モデルであるS707と基本同じです。

8インチモデルは、トヨタのエスカッション(縁取り・枠)キットをはじめ、各自動車メーカーが用意している純正の大画面取付キットのようなものを利用して取り付ける方式になっており、意外と多くのメーカーに取付が可能です。くわしくはこちら

どうしても8インチが着けられない場合には、DINの穴があれば、同一機能の708W, 708を取り付けることは可能です。表示ドット数が同じなので、同じ縮尺の地図に表示される情報量は同じです。
(※最近は、このDINの穴がある車が減ってきていますね。)

MDV-S708シリーズの特徴

AV系

ハイレゾ機で、最大192KHz/24bit音源の再生に対応
DVD/CDドライブ搭載(CD録音可能
・USB/SD上の動画・音楽再生も可能、多くのフォーマットに対応
・Bluetooth Audio Codecは、SBCだけでなく、AACにも対応(LDAC非対応
・地デジはフルセグ対応

ナビ系

・逆走、ゾーン30、一時停止標識等、最近の安全安心系の機能も搭載
VICS WIDE 対応(光ビーコンがなくても、一般道のダイナミック・ルーティングが可能)
1年間の無料地図更新に対応
Kenwood Map Fan Clubへの1年間無料優待券によるもの
3D傾き調整に対応
いくつかの他社ナビにはすでに搭載されていた機能ですが、3Dの見え方の傾き具合を自分で調整できるようになりました。
ダークモード
昼画面でも、地図(地面部分)がダークな色合いで表示できるようです。スマホのダークモードとは意味が違うようです。
抵抗膜方式のタッチパネルを採用していますので、ピンチ操作での地図縮尺変更はできないようです。
TSPS(信号情報活用運転支援システム)に対応しています。光ビーコンを搭載したETC2.0車載器が必要です。

拡張性

・VOIPUTやMapFanAssistをはじめとする、スマホアプリと連携した動作が可能です
後席用モニター接続が可能な、アナログ出力を備えています
外部映像入力端子はありません
・バックカメラ用の入力はもちろん、ドラレコ用の入力が2系統あります

MDV-L308はどんなナビ?

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308シリーズは、Bluetooth非搭載のCDドライブモデルです。
現在のKenwood彩速ナビのラインナップ中では、最も下位の位置づけです。

MDV-L407との比較で言えば、どちらもBluetoothは非搭載ですが、L407のDVDドライブが、L308でCDになったといった違いになります。

関連記事 ケンウッド 彩速ナビ2020年モデル MDV-S707とMDV-L407を比較・解説

MDV-L308シリーズの特徴

AV系
ハイレゾ機ではありませんが、FLAC, WAVフォーマットの再生に対応します
再生可能ビットレートなどは不明ですが、仮にハイレゾ音声を入力することはできても、最大44.1Kもしくは48K/16bit再生にダウンコンバートされて再生されるものと思われます
CDドライブ搭載
最近のCDドライブ搭載機で、CD録音が付いているというのは、なかなかすばらしい
USB/SD上の音楽再生が可能、多くのフォーマットに対応
動画再生には対応していない模様
Bluetooth非搭載
・地デジチューナーはワンセグのみ

ナビ系
・基本機能は上位モデルと大きく変わりません。
・高測3Dジャイロなどがなく、やや簡易的な測位。
・メニューやGUIなどの情報表示は、S708と比較してだいぶシンプルです。
1年間の無料地図更新付
Kenwood Map Fan Clubへの1年間無料優待券によるもの
3D傾き調整やダークモードに対応
TSPSにも対応(光ビーコン付ETC2.0車載器「ETC-N7000」の接続が必要)

拡張性
後席モニター出力には非対応
外部映像入力なし
・バックモニターには対応、マルチビューカメラも接続可
ドラレコ映像入力は1系統、但し、DRV-MN940Bならばフロント・リアのカメラシステムを接続可能。

機能比較

モデル名MDV-S708MDV-L308L
モニター

サイズ

S708L: 8型, S708W/S708: 7型S308L: 8型, S308W/S308: 7型
WVGAWVGA
画素数800×480800×480
タッチパネル抵抗膜抵抗膜
チルト7段階7段階
ピンチ操作
AV機能
WIDE FM/AM
ハイレゾ対応〇(最大192KHz/24bit)
DVDDVD-Video/DVD±R/RW/R DL/

CD-DA, CD-R/RW, SACD, MP3/AAC/WMA/

WAV/FLAC/Vorbis

CDCD-DA, CD-R/RW, SACD, MP3/AAC/WMA/

WAV/FLAC/Vorbis

USD/SD

ビデオ

MPEG-4, H.264, WMV
USB/SD

音楽

MP3/AAC/WMA/

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WAV/FLAC/Vorbis

MP3/AAC/WMA/

WAV/FLAC/Vorbis

BluetoothMP3/AAC/WMA/

WAV/FLAC/Vorbis

Bluetooth Audio CodecSBC/AAC
CD録音4倍速2倍速
地デジチューナーフルセグ/ワンセグワンセグ
iPhone 接続
ナビ機能
高測3Dジャイロ
VICS WIDE
3D傾き調整
ダークモード
逆走警告
ゾーン30
無料地図更新1年間無料1年間無料
スマホ連携
MapFanAssist
VOIPUT
Kenwood

Drive Info.

SMART USENiPhoneのみ
NaviConiPhoneのみ
KENWOOD

Music Info.

拡張性
リアビューカメラ
ETC2.0

(ナビ連動型)

TSPS〇(光ビーコン対応の

専用ETC2.0車載器

接続が必要)

〇(光ビーコン対応の

専用ETC2.0車載器

接続が必要)

ドラレコ入力2系統1系統
外部映像入力
モニター映像出力アナログ
USBポートx2x1

コラム 現在の光ビーコン事情

かつては、光ビーコンと呼ばれる外部接続機器を単体で発売していました。
現在は、ETC2.0車載器とセットで供給されており、光ビーコンを単体でナビに接続することはできません。

現状、光ビーコンで受けられる恩恵は、このTSPS(信号情報活用運転支援システム)の他に、一般道路での文字情報及び簡易図形による交通情報です。DSSSと呼ばれる安全運転支援システムがありますが、こちらは令和9年3月31日で運用終了となります。

関連記事 光ビーコンから提供される信号情報活用運転支援システムとは?

総括

S708シリーズは、中堅モデルとはいえ、かなりの高機能モデルです。
ハイレゾ機でありますし、アナログ接続ですがリアモニター接続にも対応します。
エスカッションキットで大画面対応できる車をお持ちの方、もしくは従来のDINを持った車をお持ちの方には、非常におすすめです。
DVD/CD/SD/USB + WIDE FM/AMチューナー + 地デジ + Bluetoothを搭載する従来メディアを再生するナビとしては、もう、十分過ぎる充実度だと思われます。

ただし、HDMI系の入出力や、さらなる高音質を求める方には、上位モデルのMシリーズがおすすめです。

一方のL308ですが、「車で映像系はあまり必要ではない」という方、「予算はかけられないが、ナビとオーディオは欲しい」という方には十分過ぎるスペックと思います。
最近はスマホ連携が重要になってきていますので、やはり、BluetoothとBluetooth Audioに対応していて欲しいものですが、残念ながらこのモデルでは対応していません。

Bluetooth -> FMトランスミッター変換のインタフェースなどを使えば、ある程度ここが補えるのではないかと想像されます。(音質的にはちょっと不利ですが。)参考までに下のような製品です。

カーナビは、各社多くのモデルが前モデルからの小変更により次モデルが作られていると思われますが、そろそろ各メディア再生の重要度も変わってきていると思います。

おおよそ、こんな感じでしょうか?

Bluetooth, オンライン機能, 画像キャスト機能 > DVD/CD再生、地デジ、FM/AM
(FM/AMは、本当に緊急時には必要かもしれませんが…。)

いっそのこと、上記右辺の機能を取り払って、「USB/SD + Bluetooth機能のみのメモリナビ」がそろそろ出てきてもいいころかも知れません。

地デジ機能は、代わりにこんな使い方でも代用できそうです。

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