ホンダ フリード/フリード+
2018年9月の自販連の販売台数報告を見てみますと、ホンダの乗用車では、フィットが1位、フリードが2位。コンパクトなボディに広い室内が特徴です。
このフリードには、下記のグレードにおいて、メーカーオプションのカーナビがオプション搭載可能です。
Freed/Freed+
- HYBRID G Honda SENSING
- HYBRID EX
- G
- G Honda SENSING
これらの車を購入する場合には、このメーカーオプションナビにするか、Gathersのディーラーオプションナビにするか、迷うところだと思います。
本記事では、このメーカーオプションナビがどんなものであるのか紹介します。
メーカー・オプション・ナビの基本スペック
- 7インチ インターナビ(リンクアップフリーモジュール付)
- DVDドライブ付レシーバー
- 地デジTV(フルセグ/ワンセグ)
- Bluetooth ハンズフリー/オーディオ
※ハードキー部分もフラッシュサーフェース化され、ツルンとしており、電源OFF時もスッキリとしてカッコイイ。
デンソーテン製のカーナビです。デンソーテンはホンダの他に、トヨタの純正カーナビも供給しています。
ナビ機能
- 100%サーバーでルート計算する、インターナビルートで案内
- マルチインフォメーションディスプレイにTurn by Turn表示が可能
- 高速道路出口などで逆走検知機能あり
- ゼンリン製の地図データを搭載
音声操作
アプリを利用したオンライン方式ではなく、車載ナビ本体に音声操作が可能な仕組みを搭載しています。自然言語認識ではなく、あらかじめ決められた音声コマンドを認識して実行するものです。
ディラーオプションナビでは、基本ナビ機能しか操作できませんが、メーカーオプションということもあり、エアコンの操作ができるのが大きな特徴です。
例:「デフロスターオン」「吹き出し口 上」
映像・音声
動画
MPEG4
コーデック H.264/AAC MPEG-4/MP3
最大解像度: 720×576
最大フレームレート: 30fps
音楽再生
MP3/WMA/AACは、320kbps以下
※CDリッピング機能はなし
ディスクスロットがモニター上部に露出したスタイルなので、ディスクの出し入れもクイックです。
Bluetoothによるハンズフリーコール
その他
ヘルプネットにも対応しています。
※Bluetoothでスマートフォンと接続し、専用アプリを起動しておく必要があります。
外部拡張性
CarPlay/Android Autoに対応
→【関連記事】カーナビにミラーリングするためのMiracast/MirrorLink/MHL他を解説
オプションの光ビーコンを装着することで
一般道でのVICSテキスト情報、図形情報の受信、DSSSサービスの受信
そして信号情報活用運転支援システム(TSPS)を利用できます。
信号情報活用運転支援システム
このTSPSの情報は、マルチインフォメーションディスプレイに表示されるため、ナビ機能というよりは、どちらかというと車両向けの機能として動作します。
このシステムに興味がある方は、下記の関連記事を一読していただくこと、そして可能であればディーラーの試乗車で実際にお試しされることをおすすめします。
※光ビーコン付きの試乗車があると良いのですが…。
→【関連記事】光ビーコンから提供される信号情報活用運転支援システムとは?
HDMI入力あり
USBジャックあり(充電電流は最大1.5A)
バックモニター
3視点切り替え式のバックカメラシステムに対応
ワイド/ノーマル/トップダウン
リア席モニターとの接続
ナビの出力とモニター入力との接続は、アナログとなります。
- 11.6インチ リア席モニター VM-185EN
- 9インチ リア席モニター VM-155N
と接続可能です。
TV/DVDのリア席モニター表示は可能。
モニターに付属のリモコンではモニターのON/OFF程度しかできないようです。
ETC車載器
ナビ連動タイプのETC2.0車載器をオプション接続可能です。
→【関連記事】2018年 ETC2.0のメリットは?(一時退出の社会実験編
総括
- 無料地図更新なし
- CDリッピングなし
- HDMI入力あり
- リア席モニターサポート
この辺りのスペックから考えて、
といった感じの位置づけになりそうです。
しかしながら、HDMI入力があったり、スマホを使わない音声操作機能が搭載されているところは、クラスを超えた特徴です。
このメーカーオプションナビも、標準以上の性能をしっかり持ったインターナビです。
フリードを購入の場合には、ディーラーオプションナビだけでなく、こちらも検討してみてください。