スモーク シースルー機能を搭載 KENWOOD 「DRV-MR745」
JVC Kenwoodから、KENWOODブランドのドライブレコーダー「DRV-MR745」が2019年10月に発売されました。
GPSを搭載した一体型ドラレコで、同梱のリアカメラを接続することで、前後同時録画が可能です。
本記事では、旧モデルのDRV-MR740からの変更点/違いを解説しながら本製品(DRV-MR745)を紹介します。
KENWOOD 「DRV-MR745」はどんなドラレコ?
概要
2.7型液晶モニターを搭載したカメラ一体型ドライブレコーダー。
リアカメラを同梱し、前後HD解像度による同時録画が可能。
高視野角、スモーク シースルー機能が特徴
基本仕様
カメラ部
- 撮像素子:1/2.7型 CMOS(フロント/リア)
- 記録画角(フロント):水平 約122° x 垂直 約63° 対角 約150°
- 記録画角(リア):水平 約100° x 垂直 約52° 対角 約111°
- F値:1.8(フロント/リア)
- HDR:〇(フロントのみ)
記録部
- 記録最大解像度: 1920×1080(Full HD)(フロント/リア)
- フレームレート:27.5fps(LED信号機に対応)(フロント/リア)
- 記録フォーマット(動画):MP4(H.264)
- 記録フォーマット(静止画):JPEG
- 音声記録:On/Off
- 記録モード:常時録画/イベント記録/手動録画/駐車監視録画
- マニュアル静止画記録:〇
- ファイル分割単位:1分
駐車監視録画
- 別売りの車載電源ケーブル(CA-DR350)を接続し、タイマー設定可能
- エンジンOFFして約5分後から、衝撃検知+動体検知モードに
- 検知前5秒+検知後5秒を記録(最大1分まで延長)
※本体に同梱される電源コードは、シガープラグコードです。
駐車監視録画をしたい場合には、上記の別売品(CA-DR350)が必要です。エンジンOFF後に駐車監視モードを起動することができるようになります。
※駐車監視録画が不要で、シガープラグから電源を取りたくない場合は、バッテリー電源(ACC端子 ※キーオフで電源断できる)から配線できる別売品(CA-DR250)を使用できます。
運転支援機能
- 車線逸脱警告
- 前方衝突警告
- 発信遅れ警告
- リフレッシュ通知
- エコドライブ表示設定
その他
- 記録メディア:microSD(32GBが付属)
旧モデル DRV-MR740との違い
DRV-MR740には搭載されておらず、DRV-MR745に新たに搭載された機能を説明します。
- フロントの高視野角化
DRV-MR745:水平 約122° x 垂直 約63° 対角 約150°
DRV-MR740:水平 約100° x 垂直 約52° 対角 約111°
※大幅に広視野角化されています。撮影解像度は同じです。レンズ設計で広視野角化を達成? - スモーク シースルー機能を搭載
「なし/薄め/濃いめ」から選択できるメニューが追加されています。
これは、「明るさ」とは別のパラメータとして独立して設定可能です。
※旧型とカメラのF値やセンサーは同一のようです。ソフトウェアの設定のみで対応か? - 付属microSDカードの容量
16GB → 32GBに増量!
ということで、大きな違いはこの3点。
「旧モデルでもよい」という方、「やっぱり新しい方がいい!」という方々の参考になればうれしいです。
総括
DRV-MR745について紹介しました。
Kenwoodから提供されている動画サンプルがこちらです。
リアガラスにスモークが貼ってあると、リアカメラが搭載されているかどうかが、一見わからなかったりします。
これは、あおり運転の抑止力の点ではマイナスですが、プライバシーの問題やエアコンの効きの問題でどうしても取り付けたい場合があります。
そんなときでも、プリセットで簡単に明るく撮影できるように調整できるのが、このドラレコのよいところです。
また、最近は視野角のとても広いモデルも出回っていますので、モデルチェンジによる広画角化は、それらへの対策でしょうか?
筆者の意見としては、あまり画角広くすると解像度も落ちますので、広ければよいというものでもないと思っていますが、やはりある程度広角の方が事故時の全体の様子を把握する上ではよいのではないでしょうか?
こちらは旧モデルのDRV-MR40です。
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