トヨタ ヴォクシーのディスプレイオーディオ/インフォティンメント選びを考える

トヨタ ヴォクシー

2022年1月、ノアと共にフルモデルチェンジされたヴォクシー。新たなT-Connectの機能(デジタルキー等)も採用されたこのモデル。

エンジンはガソリンとハイブリッド、駆動系は2駆と4駆、グレードはSーZとS-Gの大きく分けて2つです。

本記事では、このモデルのインフォティンメント・ナビ機能の選択について考えてみたいと思います。

ヴォクシーの装備表を眺めてみる

ヴォクシーのホームページ(こちら)から、装備表を見てみます。

ページの右側上の方を見ると、「ディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応)」が標準装備となっています。S-Zは6スピーカー、S-Gは4スピーカーが標準。

標準装備のディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応)とは?

基本機能

  • 8インチのHDディスプレイ
  • WIDE FM/AMチューナー内蔵
  • Bluetooth ハンズフリー/オーディオ対応
  • CarPlay/Android Autoに対応、Miracastにも対応
  • コネクティッドナビ対応
    • 自車位置から80km四方とルート沿いの地図を一時的にメモリーに保持するため、ネットワーク圏外でも一時的に利用可能
  • T-Connect

という内容です。
新しい通信型のカーナビ機能は、初期登録から5年間は無料で使えるそうです。

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標準装備のこのDAでも下記の標準的なエンターティンメント機能が使用可能です。

  • カーナビ
  • ラジオレシーバー
  • Bluetooth
  • USBメモリーからのオーディオ再生
  • スマートフォン連携

※エージェント機能(音声操作)も利用可能です。オプションの車内WiFi機能も利用できます。

その他の機能

  • NaviConに対応(友達マップ連携なし)
  • USB接続のiPod/iPhone再生
  • 後席モニターを装着した場合、前席と後席で別のオーディオソースを再生可能

再生可能な音楽フォーマット

  • MP3/WMA/AAC(~320kbps)
  • WAV(LPCM) /FLAC (~192KHz/24bit) 但し、96kHz/24bitにダウンコンバートされる
  • ALAC (~96kHz/24bit): Apple Lossless Audio Codec
  • Ogg Vorbis (~48KHz, ~500kbps)

※USBメモリー上のファイルを再生可能です。

再生可能な動画フォーマット

  • MPEG4/AVI/Windows Media Video
  • 最大1920×1080ピクセル
  • 最大 フレームレート: 60i/30p

※USBメモリー上のファイルを再生可能です。

ヴォクシーのT-Connectで使える機能

  • ヘルプネット(エアバッグ連動タイプ)
  • コネクテッドナビ(オプション 但し、初期登録から5年間無料)
  • エージェント(音声対話)
  • マイカーサーチ
  • マイセッティング
  • リモートメンテナンスサービス
  • eケア(走行アドバイス、ヘルスチェックレポート)
  • デジタルキー(オプション 但し、初期登録から3年間無料)
  • リモートスタート(オプション)
  • 車内WiFi(オプション)
  • オペレーターサービス(オプション)

※T-Connectの利用には基本サービス契約が必要です。DCMは標準で内蔵されます。

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ディスプレイオーディオ(コネクテッドナビ対応)Plusオプションとは?

S-Zにこのオプション(190,300円)を追加すると、下記(右側)のような装備となります。

DA(コネクテッドナビ)対応(標準装備)DA(コネクテッドナビ対応)Plus(オプション)
6スピーカー12スピーカー
コネクテッドナビ対応コネクテッドナビ対応+車載ナビ機能
8インチHDディスプレイ10.5インチHDディスプレイ
フルセグTVチューナー
HDMI入力端子
DVD+CD再生機能
ETC2.0車載器(光ビーコン付)

但し、「TV(フルセグ)+DVD/CDデッキ」と、「ETC2.0車載器」は単品で追加装着可能ですが、こちらのETC2.0車載器には光ビーコンはつかないもののようです。

ということで、Blu-rayこそ再生はできませんが、フル装備のエンターティンメント機能をもったDAとなります。

S-Gにもオプションで同等の機能追加が可能です。(但し、スピーカーは4スピーカーのまま)

しかしながら、アドバンスト パーク+パーキングサポートブレーキ(周囲静止物)、パノラミックビューモニター+パーキングサポートブレーキ(後方歩行者)とセットオプションになっていますので、オプション価格はハイブリッド車の場合は302,500円、ガソリン車の場合は269,500円となります。

もしくは「バックガイドモニター」ともセットオプションが選べるので、その場合は176,000円のオプション価格となります。

※ハイブリッド車の場合には、「先読みエコドライブ」機能が追加され、この先の地図情報を利用して燃料消費を抑制するための減速支援、駆動用電池の充放電コントロールを行うことが可能です。

総括

最近は、「車内でもスマホ内の音楽ソースで十分」という方も多くいらっしゃると思いますので、その場合は、標準装備のシステムでもBluetooth Audioを利用すれがよいと思われます。

一方で、お子さん向けにDVDを再生したいとか、TVを再生したいという方も多くいらっしゃいますので、その場合はオプションで、DA Plusを装着してはいかがでしょうか?

Bluetooth Audioによる音質劣化が気になる方は、やはりCDをダイレクトに再生したいとか、そういった需要もあると思いますので、DA Plusオプションの検討価値はあるかと感じます。

筆者個人的に思うのは以下の通りです。

  • 標準の8インチディスプレイは、10.5インチ装着を想定しているせいか枠が分厚い
    ※画面に合わせたディスプレイ筐体にして欲しい。
  • Blu-ray対応も選べるようにして欲しかった。

Mirraccastに対応しているとか、CarPlay/Android Autoに対応してるとか、今までのトヨタの路線とはちょっと異なる装備になってますね。

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