ホンダコネクト、インターナビとの関係は?何が違うの?

Honda CONNECT?

フィットやホンダ e の発売に伴い、「ホンダコネクト」という言葉がよく聞かれるようになりました。何かしら、ホンダのオンラインサービスらしい?ことはわかるのですが…。

これまでホンダのオンラインサービスといえば、「インターナビ」ですから、「ホンダコネクト」との関係が気になります。本記事では、「ホンダコネクトとは何か?」を中心に解説してみたいと思います。

インターナビのおさらい

これまで、ホンダのオンラインサービス、ナビといえば「インターナビ」!

ホンダ車に搭載されたカーナビが、インターナビ・サーバーと通信しながら、独自の交通情報を作り出し、最適な経路を案内してくれるシステムです。

そのほか、気象・防災情報にもアクセス可能ですが、どちらかというと交通情報の提供に特化したオンラインシステムといえます。

リンクアップフリー」といわれる通信モジュールで、データ通信をしていました。
また、定期的に車検をホンダディーラーで受けることで、利用料が無料となる仕組みです。

Honda CONNECTとは?

新世代コネクテッド技術 Honda CONNECT | Honda公式サイト
安心・ストレスフリーなカーライフを実現する新世代コネクテッド技術。「Honda CONNECT(ホンダ コネクト)」の公式サイトです。

上記ホンダのサイトをよく見てみますと、どうも「HONDA専用車載通信モジュール」のことを「Honda CONNECT」と呼んでいるようです。

日産やマツダの例を見てみますと、NissanConnectはオンラインサービスの総称、マツダコネクトはインフォティンメントシステムの総称として使われています。

ホンダの場合は、通信モジュールの名前をHONDA CONNECTと呼んでいるわけで、XXXコネクトという名称が、なんとも業界で不ぞろいな使われ方をしていることがわかります。

そしてインターナビで主に使われてきた「リンクアップフリー」通信モジュールに代わり、HONDA CONNECT対応の新しいコネクテッドシステムでは、HONDA CONNECTと呼ばれる通信モジュールが使われるようになるようです。

ホンダの新しいコネクテッドサービスは?

フィットやHONDA e のように、HONDA CONNECTを新たに搭載/対応した車両では、Honda Total Careプレミアムと呼ばれるサービスが提供されます。

どちらかというと、Honda Total Careプレミアムというのがオンラインサービスの総称と捕らえた方がわかりやすいようです。

どんなサービス?どんなことができる?

現在、公開されている主なサービスについて簡単に紹介します。

緊急サポートセンター

事故などの緊急時のSOSサービスです。これまではHELP NETとして利用されてきたものですが、HPなどを見ますと、すでにHELP NETの記載はなく、「Honda Total Careプレミアム」の1サービスとして提供するようです。

エアバッグ展開時の自動通報など、AACN(Advanced Automatic Collision Notification)機能が搭載されるようです。以前の車両では、ボタンを自分で押さないと緊急通報されませんでした。

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Honda ALSOK駆けつけサービス

駐車中の車の異常など、ALSOKのガードマンに現地に急行してもらうサービスです。

直接関係ありませんが、筆者、自宅用のALSOKのサービスを利用したことがあります。意外とすぐに来てくれるので万が一の時には頼もしいサービスと思います。筆者個人的には、事故時の保険などの緊急対応などもしてもらえると嬉しいかも?

Honda リモート操作

エアコン操作、施錠、ロック状態確認、位置確認などがスマホアプリからリモートで操作可能となります。

Honda デジタルキー

スマートフォンから、ドアロック操作、エンジン始動などが可能となります。

こういう技術が、将来、レンタカーなどで利用されるのでしょうか?

車内Wi-Fi

インターネットのWifiアクセスポイントとして動作します。

Honda アプリセンター

Hondaから提供される専用アプリを、ダウンロードして車内で使うことができます。

Honda CONNECT 利用料金

基本パックは初回申し込みから1年間無料。

それ以降は、緊急サポートセンターと、Honda リモート操作を含む基本パックが月額550円。
その他追加オプションサービスが月額330円~となっています。

総括

Honda CONNECTについてよく見てみますと、交通情報とは全く別の追加サービスとしてフィットから搭載されることになりました。

通信モジュールは、従来のリンクアップフリーでも、新しいHonda CONNECTでも、ホンダ交通情報システムとしてのインターナビは、これまで通り利用できるようです。

Honda|ナビゲーション&オーディオ
ホンダの純正カーナビゲーション&オーディオや、それに関わる多彩なサービスをご案内します。メーカーオプションはもちろん、「快適」と「楽しみ」をさらに進化させたディーラーオプション「Gathers(ギャザズ)」の新ラインアップもご紹介。Gathers製品には安心の3年間6万km保証が付き、サポート体制も万全です。

最近の、ホンダのカーナビラインナップページ(ホンダアクセス)を見てみますと、Honda CONNECT対応と記載されたディーラーオプションナビが2モデル掲載されています。
8インチのベーシックナビ(VXM-215VFEi)と、7インチのエントリーナビ(VXM-215VFEi)です。

どちらのディーラーオプションナビも、対応車種は今のところフィットだけとなっています。

今のところ、Honda Connectと呼ばれる通信モジュールは、基本、カーナビとセットで装着されるようです。また、各種Honda Total Careプレミアムのサービスに対応した車両と対応ナビを装着することで、はじめて利用することができるのでしょう。

Honda Connect対応のナビと、リンクアップフリーのナビの価格が微妙に異なります。Honda Connect対応の方が安くなっているのです。

もしかすると、車両側にHonda CONNECTのモジュールがすでに搭載されており、リンクアップフリーモジュールが不要となることから、ナビの価格が少し安いのかも?と推測されます。

そうだとすれば、トヨタ T-Connectのように、いつかはナビなしでもHonda Total Careプレミアムが利用できる車両が登場するのかもしれませんね?

今後、ホンダから発表されるフルモデルチェンジ車に順次搭載されるというHonda Connect、さらなるサービスの充実を期待します。

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