2018年 ホンダ・ディーラーオプションのカメラシステムを解説

ホンダ車にはオプションでいろんなカメラが装着できる

特にミニバン系のユーザーや、大きい車に乗る方は、運転するときにカメラのモニター映像が頼りという方も多いのではないかと思います。

今回は、このカメラに視点をおいて、ナビとのオプション対応について解説します。

本記事は、カタログと取説の情報を基本としています。

カメラの種類は?

リアカメラ de あんしんプラス

見た目は普通のリアカメラなのですが、カーナビと連携して画像処理による安全機能が追加されています。後退時だけではなく、前方へ走行中にもカメラ映像を利用しています。

1)後退出庫サポート

後退時に近づいてくる車両や歩行者を検知して、警報音で注意を促します。

2)後方視界サポート

前方向に運転中に、左右の後方に車を検知したときに、その方向に方向指示器を出すと警報によって注意を促します。いわゆる車線変更の警告機能です。

3)車線逸脱警告

後方のカメラで車線を検知し、方向指示器なしで車線を逸脱しそうな場合に警報によって注意を促します。

対応するホンダ純正カーナビ

10インチ

プレミアム

9/8インチ

プレミアム

スタンダードベーシックエントリー

リアカメラ de あんしんプラス2(ダブルビュー)

上記、「リアカメラ de あんしんプラス」の改良バージョンです。従来の3つの機能に加え、ダブルビューによる後退駐車サポートを機能を提供します。

ダブルビューとは、後方カメラ映像に加え、上方からの見下ろし映像に変換した後方映像が、横並びで表示されるものです。

後退時に画面タッチで切り替えることによりダブルビューとなります。

後退時に駐車枠が認識され、自車進路の予測線とのズレがある場合に、予測線の色が赤く変化してお知らせします。

対応するホンダ純正カーナビ

10インチ

プレミアム

9インチ

プレミアム

8インチ

プレミアム

スタンダードベーシックエントリー

※185VFEiは未対応

フロントカメラシステム

フロント・ライセンスフレーム(前方ナンバー枠)下端辺りに装着したカメラによって、左右180° 近い範囲の前方左右映像をカーナビスクリーンに表示します。

左右の見通しの悪いT字路に進入するときなどに、車を進入道路にほとんどはみ出させることなく、前方左右の様子を映像で確認することができます。

カメラへの切り替え方法は以下のように行うことができます。

  • ナビ画面から手動切り替え(時速18km以下の低速時に切り替え可能)
  • 低速走行時の自動切り替え
  • 登録地点周辺での自動切り替え

対応するホンダ純正カーナビ

10/9/8 インチプレミアムスタンダードベーシックエントリー

コーナーカメラシステム

左前方の画像を映し出すカメラシステムです。フロントバンパーの左前部に装着され、左前辺りがぶつからないか心配なときに、映像で確認できます。

ビューは、ノーマル/トップダウンビューの切り替えが可能。
そしてガイド線の表示も可能です。

切り替え方法はフロントカメラの場合と同じです。

  • ナビ画面からの手動切り替え(時速18km以下の低速時に切り替え可能)
  • 低速走行時の自動切り替え
  • 地点登録による自動切り替えも設定可能。

※ナビ側では、フロントカメラもしくはコーナーカメラ用に1系統の表示ができるようになっているため、フロントカメラシステムとコーナーカメラシステムは、同時装着はできないようです。そして切り替え方法も共通となります。

対応するホンダ純正カーナビ

10/9/8インチプレミアムスタンダードベーシックエントリー

リアワイドカメラシステム

後方モニター用のカメラシステムです。

ノーマルビュー/ワイドビュー/トップビュー(見下ろし)を切り替えることができます。

対応するホンダ純正カーナビ

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10/9/8インチプレミアムスタンダードベーシックエントリー

マルチカメラシステム

こちらは、メーカーオプションで設定されるカメラシステムで、フロント/リアカメラと、左右のドアミラー下に装着された合計4つのカメラを使って、車を真上から見下ろしたような映像を作り出すシステムです。

日産で言うところのアラウンドビューモニターですね。

こちらは、メーカーオプション設定がされている車両でないと取付けができません。また、カーナビもメーカーオプションのインターナビとセットとなります。

車両に対する取付け可能なカメラシステム対応表

車両によってオプション装着できるカメラの種類が限定されますので、主な車両について紹介します。

〇:オプション装着可能

リアカメラ de … 2リアカメラ de …フロントカメラコーナーカメラリアワイドカメラマルチカメラ
オデッセイ
シャトル 〇
ジェイド
ベゼル 〇
フィット 〇
フリード 〇
ステップワゴン 〇
N-WGN ー
N-ONE ー
N-BOX 〇

ホンダの場合、マルチカメラの設定があるのは、オデッセイやステップワゴンといった大型ミニバンのみ。さらにメーカーオプションナビとセットになります。

「リアカメラ de あんしんプラス2」は、より新しいモデルで設定が進んでいます。

「フロントカメラ」と「コーナーカメラ」は同時装着できません。

また蛇足ですが、「リアカメラ de あんしんプラス」と「リアカメラ de あんしんプラス2」そして「リアワイドカメラ」は同時装着はできません、どれか1つ選択する形になります。

まとめ

リアカメラはバックの時しか使わないと思っていましたが、「リアカメラ de あんしんプラス」「リアカメラ de あんしんプラス2」では、前進走行中も休みなくカメラ映像が利用されているのですね。

日産が軽自動車にもつけているアラウンドビューモニターのように、真上から車の周囲全体を見下ろす周囲カメラというのは、ホンダのラインナップでは、今のところ大型ミニバンに限られています。しかし、この辺りのカメラシステムを複数組み合わせれば、ユーザーにとっては十分だと思われます。

ホンダ車の購入を検討されている方にとって、どんなカメラシステムを組み合わせることができるのか、参考になればうれしいです。

→【関連記事】2018年 ホンダ純正ナビのオプション拡張性(リアモニター,ETC等)を解説

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