ケンウッドから360°対応のドラレコ発売!
ケンウッドから、360°対応のドラレコが発売になりました。
フロントウィンドウにカメラを下向きに貼り付けることにより、前後左右をぐるっと記録することが可能です。
駐車監視録画にも対応したこの製品、詳しく紹介したいと思います。
DRV-CW560はどんなドラレコ?
概要
- 本体にモニターは非搭載、360°録画に対応したドライブレコーダー
- 2160×2160画素の撮影画像をベースに、さまざまな表示(再生)モードを選択可能
- Gセンサー、GPSを搭載
- 32GBのマイクロSDが付属
- 本体に無線LAN機能を内蔵し、スマホアプリ(Street Tracker Mobile)と連携
基本性能
カメラ部
・撮像素子:1/2.8型 約840万画素 STARVIS CMOSセンサー
・記録画角:水平 360°、垂直 約210°
・F値:F1.8
・WDR:〇
記録部
・記録最大解像度:2160×2160
・フレームレート:27fps
・記録フォーマット(動画):MOV(H.264+LPCM)
・音声記録:On/Off 可能
・記録モード:常時録画/イベント記録/手動録画/駐車監視録画(オプションケーブルが必要)
・マニュアル静止画記録:〇
・ファイル分割単位:1分
※イベント記録は、イベントの5秒前からイベント後25秒後までの計30秒間を記録します
駐車監視録画
別売りの車載電源ケーブル(JVC CU-BC100)を接続し、エンジンオフから3分後から駐車録画を開始します。(カットオフ電圧とオフタイマー設定が可能です)
衝撃&動体検知もしくはタイムラプス(1/3/5 fps)による録画が可能です。
※本体に同梱される電源コードは、シガープラグコードです。
駐車監視録画をしたい場合には、上記の別売品(CU-BC100)が必要です。エンジンOFF後に駐車監視モードを起動することができるようになります。
専用電源コードの機能により、タイマー設定が可能です。さらにバッテリー上がりを防止するため、バッテリー電圧が設定した電圧を下回ると自動的に電源供給を停止します。
運転支援機能(警告音の音量調整は可能)
- リフレッシュ通知(1/2/3時間/オフ):連続運転時の休憩をうながします。
- 速度警告:GPSで検知した速度を利用し、設定した速度(50~120Km/オフ)を超過したときに警告します。
- ヘッドライト点け忘れ警告:周囲が暗くなったときに警告します。車両の点灯スイッチの実際の状態と関係なく動作します。(On/Off)
表示モード
- ラウンド(2160×2160のサイズに円形画像で360°の視界を録画したものです)
- 2分割(前方と後方)
- 4分割(前後左右)
- パノラマ(横長で一続きに表示します)
- 切り出し(スクロール可能な切り出し映像で表示します)
連携アプリ(Street Tracker Mobile)
ドラレコ本体と無線LANで接続して、アプリ側でライブビューや本体の各種設定が可能です。
主な機能
- ライブビュー表示(表示モード変更可)
- インターネット接続でアプリ上に地図と現在地を表示
- 録画済みファイルの選択・ダウンロードや再生
PCアプリ(Kenwood Street Tracker)
- 記録映像の再生(表示モードの変更可)
- 地図上に現在地を表示
- Gセンサーや速度表示など
その他
- スーパーキャパシター搭載
- 回路に内蔵された大型コンデンサを搭載し、衝突などのショックで電源が瞬断するのを防ぎます
- 記録メディア:microSD(32GBが付属)
総括
主な操作がスマホで可能、液晶が本体に搭載されていないので、比較的コンパクト。リアカメラなどを追加する必要もなく全周録画できるので、シンプルなのも特徴です。
最近の多くのドラレコは、1980×1080の画素で前方を録画しますが、このドラレコ2160×2160の画素の中に全周を録画するわけです。
そして画像処理により、前方とか側方の画像を作りだしているわけで、解像度の面だけを見ると少し物足りないのかもしれません。
しかしながら、事故時の周囲の状況をすべて(全周)収録することができるというのは、証拠能力としてより説得力があるのではないかと思います。
「前後の車のナンバーをはっきり記録したい」とか、そこを重視するのであれば高画質のドラレコで前後方対応のものを搭載する方がよいと感じますが、どこかへドライブに出かけた時の雰囲気を味わうといった使い方で、このDRV-CW560の全周録画は、とてもよい記録ができると感じます。
また、駐車中にいたずらされるような状況では、全周録画はとてもオススメの機能です。