ユピテルのカーナビってどんなカーナビ?
以前は、レーダー探知機や無線機などで有名なメーカーと記憶していましたが、現在は、カーナビやドラレコ製品なども数多く発売されています。
本記事では、そんなユピテルのカーナビについて紹介・解説します。
ユピテル社ホームページのラインナップを見てみますと、カーナビ製品はいずれもポータブルナビです。
毎年新たなモデルが発売されているようで、2018年モデルが現在(2018年11月)の
最新モデル(YPF7540, YPB734, YPB744, YPB554, YPL524)です。
ユピテル2018年モデル
ラインナップは?
- ユピテルの2018年ポータブル・ナビのラインナップは、5モデル構成。
- 7インチのものが3モデル、5インチ2モデルの合計5つ。
- フルセグ/ワンセグの地デジチューナーを内蔵したモデルを筆頭に、廉価版の5インチでは、TVチューナー無しのものまであります。
- 実売価格(アマゾンでの調べ)は、おおよそ3万円~1万5千円と、価格を抑えた製品群です。
販売系列
取り扱い販売店を見てみますと、基本は以下の3社
- イエローハット
- オートバックス
- ジェームス
で購入が可能(2018年モデルのYPF7540, YPB734, YPB554, YPL524)。
YPB744のみ、家電量販点での扱いとなっています。
しかしながら、ユピテル社のダイレクト販売やAmazonで、通販にて購入可能です。
ラインナップの特徴
マップルナビPro3 | モニター | 地デジ | 内蔵メモリ | まっぷるおでかけBANK | まっぷる観光ガイド | ガイド写真 | 実写警報 | |
YPF7540 | ○ | 7 (静電) | フルセグ/ ワンセグ | 8 | ○ | ○ | ○ | ○ |
YPB734/ YPB744 | ○ | 7 | ワンセグ | 8 | ○ | ○ | ○ | ○ |
YPB554 | ○ | 5 | ワンセグ | 4 | ー | ○ | ー | ー |
YPL524 | ○ | 5 | ー | 4 | ー | ○ | ー | ー |
最上位モデル(YPF7540)は
静電タッチパネル、フルセグ/ワンセグチューナー付です。
さらに、レーダー波&無線セパレート型受信機(オプション)の接続や、OBDⅡアダプター(オプション)の接続にも対応しています。
上位機種(YPF7540, YPB734, YPB744)は
8GBの内蔵メモリにまっぷる系のデータを搭載、モニターも7インチとなっています。
下位機種(YPB554, YPL524)は
メモリが4GBとなり、搭載されるデータ量が制限されます。
市街図の収録範囲も、東名阪のみに限定されています。
特にYPL524はTVチューナーも内蔵せず、コストダウンが図られていますので、最低限ナビだけ欲しいという方にはピッタリです。
全モデル、
昭文社のまっぷる地図を採用し、まっぷる観光ガイドデータも搭載しています。
※多くの車載カーナビメーカーは、ゼンリンやインクリメントP社の地図データを採用していますが、昭文社は、るるぶの観光データや抜け道マップデータをもつ所が特徴です。
全モデル
うっかり違反防止ナビ
オービスの位置、駐禁エリア、高速の制限速度情報など、警報・警告データが約70,000件収録されています。
ここが、ユピテル・ナビ独自の特徴です!
中堅モデル、YPB744は?
この章では、アマゾンで約1万9千円で販売されている「YPB744」をピックアップして解説します。
7インチモニターを持つ、タッチパネル式のポータブルナビです。
8GBの内蔵メモリの中に、地図データをはじめ、まっぷる観光ガイド、そして全国市街図、さらに最近話題となっているゾーン30のデータなどが収録されています。
取り付けは
同梱されている吸盤付きブラケットでダッシュボードに取り付けるタイプ。
電源は
シガープラグから給電します。
ポータブルナビですから、購入者自身で取り付けをすることが前提ですが、取り扱い説明書にも、取付に関する説明が詳細に記載されているので、特に問題となることはなさそうです。
※電源コードの引き回しがうまく・キレイにできれば完了です。
ワンセグチューナのみのモデルですので、アンテナはロッドアンテナです。特別なアンテナ線を引き回す必要もありません。
※YPF7540は、フルセグモデルなので、フロントガラスにアンテナ線を貼る必要があります。
気になる操作制限は?
ユピテルのカーナビは、起動時に
- 「運転者モード」
- 「同乗者モード」
を選択する仕組みになっています。
「同乗者モード」では、操作制限はかかりません。
最新の地図、交差点拡大図、高速入口のイラストマップ、ETCレーン案内など、他社の車載カーナビと同等のルート案内をしてくれます。
注意点
- VICSなどの渋滞情報の受信機能には対応していません。
- 取説の内容を見てみますと、「地図更新は予定されていません。」となっています。
※これらは、今回紹介する5つのモデルに共通する注意点です。
総括
地デジ/カーナビ機能と最新地図がセットになったユピテル製品。
残念ながら地図更新とういサービスそのものに対応していないようです。(ユピテル製品すべてがそうだというわけではありません。)
最近の車載カーナビのトレンドは、上位製品は数回の無料地図更新が付いていたり、もしくは有料で地図更新ができる製品がほとんどです。
環境に良いとされる「リユーズ・リデュース・リサイクル」の3Rの時代なので、一度本体を購入すれば、カーナビは5年~7年くらいは更新しながら使えるというのが定番となってきています。
ところがユピテルのナビは、買ったら地図はそれっきり。
しかしながら、数年で新しい技術が次々に搭載される今日では、「2年くらい使って買い換える」という使い方も確かにありそうです。
また、渋滞情報にも対応していませんが、多くのポータブル製品も同様に対応していません。
本格的な渋滞回避には使えませんが、簡易的に使うのであれば、この点も大きな問題はなさそうです。
今回ご紹介した以外にも、紹介しきれない独自データをもつユピテルの「まっぷるナビ」。駐禁エリアの表示やオービスデータなど、違反で捕まらないようにサポートする機能をウリにしたポータブルナビです。
なかなか興味深いモデルであることがわかりました。
「ちょっと休憩の合間に、ワンセグが見たい。」「普段はナビはいらないけれど、ときどき知らない土地でのルート案内に使いたい。」「取締には特に注意したい!」
そんな方に、おすすめのお手軽なポータブルナビです。
YPF7540 | YPB744 | YPB554 | YPL524 |
→【関連記事】Panasonic ゴリラ 2018年モデル 3機種発売!ポータブルナビの動作モードって?
→【関連記事】激安ポータブルナビの安さの理由?パナ・ゴリラと比較。おすすめは?
New! →【関連記事】ユピテルのカーナビ2019年モデルのラインナップについて考える