Sonrinssドラレコのレビュー
仕様紹介編、取付編でSonrinssのドラレコを紹介してきましたが、今度はレビュー編です。
気が付いたところ、そして使ってみてこんな機能があると便利!という辺りをレビューします。
本ドラレコに興味ある方も、そうでない方も、どんな機能があると便利かについて書いています。
フロント画像
画角170度(おそらく対角)とのことで、スペックの数値から見てもかなり広角な方だと思います。
交差点で停止線で止まったときに、前方交差点の左右の横断歩道辺りまでがしっかと映像視界に入ります。
横からの衝突の場合を考えると、筆者個人的には、水平画角で180度程度撮れると理想的だと思います。
本機は、ソニーのセンサーを採用しているせいか、夕暮れ時やヘッドライト・街明かりでも、比較的明るくよく映る印象です。
ただし、標準設定で、先行車のナンバーに自車のヘッドライトが当たると、白飛びして判読できなくなりますので、HDRの性能はもう一つといった感じ。
そのため筆者は露出を1段階落として使っていますが、その分だけ暗く映ってしまうのがちょっと残念です。
また、フルHDと言ども、先行車以外の車のナンバーを映像から読み取るのは難しいです。
※本機には赤外線投光器としてLED照明がついていますが、実際に車で装着して試してみたところ、照射範囲がかなり狭いというか短い様で、もう少し強力に照射されてもよいのではなかと思いました。懐中電灯のように昼間のように照らし出されるものでは無いようです。
リア画像
VGA(640×480)解像度ですが、バックカメラであると割り切ると、これでなんの問題もありません。もう少しワイドな方がよいとは思いますが、障害物を見るのには十分です。
後方の様子をフロントと同様に残そうとすると、フロントと比較してだいぶ画質が悪くなります。
しかし、追突時などの証拠映像としては十分使えると思われます。
撮影映像の再生
常時記録や衝撃記録の映像は、フロントとリアでそれぞれ別のフォルダに分割されて記録されます。
専用Viewerがあるモデルであれば、同時再生やいろいろな機能が付きますが、本機の場合は、細切れのaviファイルのファイル生成時刻をみながら探さなければなりません。
撮ったファイルを頻繁に見返したりする人は、専用Viewerがサポートされた他のモデルをおすすめします。
記録情報
ドラレコでは、各種車両情報パラメータが映像データに埋め込まれるものがありますが、このSonrinss のドラレコでは、何も付加されません。
ドラレコによっては、位置情報、速度情報、G(衝撃度合い)などが、リアルタイムでViewerで見えるものもありますので、そういった機能がどうしても必要な場合には、やはり専用Viewerがサポートされているものをおすすめします。
時計のバックアップ
本機では、タイムスタンプ情報が唯一の記録パラメータとなります。
(というか、ファイルの作成日時が、ファイル生成時に残るというだけなのですが…)
GPSも内蔵されていないので、自動で時計を合わせてくれる機能もありません。
内蔵電池にたくわえられた電力をすべて駐車監視で使ってしまうと、時計のバックアップもできなくなりますので、実質、駐車監視機能は、筆者普段は使わずにいます。
時計のバックアップ用に、ボタン電池一個入れる設計にするだけでも、かなり使いやすくなると思うのですが、格安だとやはりそこまでは難しいようです。
時刻をきちんと合わせておかないと、対象ファイルを探し出すのはなかなか大変です。
経験的に…
解像度ついては、フロント・リア共、最低限フルHD程度の解像度があると、十分かと思います。
解像度がそのままで、画角が広がると、荒くなりますので、その分ナンバーなどの判読が難しくなりますから悩ましいところですが、やはり筆者の考えは、前後方向はやや狭い範囲でもいいから高解像度の製品がよいと思います。
そしてそれに付け加えて、周囲の様子がわかる程度の画質で、360度監視ができるものがベストであると思います。
また、駐車監視をしっかり使いたい方は、電圧降下検知に対応したバッテリーコードをサポートするドラレコをおすすめします。本機はこれらの接続がサポートされていません。
総括
Sonrinssの格安のドラレコを実際に使っみて、本機でできること・できないことを探ってみました。
いざというときの映像記録と後退時の安全確認。
この2つができれば十分と言う方には、コスパに優れた、良い製品であると思われます。
ドラレコがあるのとないのでは、いくら相手側に責任が有る事故でも、説得力に差が出ます。
この程度の投資でつけられるのですから、多くの方にドラレコ装着を、おすすめします。