パイオニアから新ドラレコ(2018年6月)VREC-DZ500-C/DZ500 Wifi接続にも対応

パイオニアから新しいドライブレコーダーのラインナップ

パイオニアから新しいドライブレコーダー、VREC-DZ500-CVREC-DZ500が2018年4月に発表されました。

2018年6月発売予定です。

最近の新機能をしっかりと抑えたこちらのドライブレコーダーについて、紹介します。

VREC-DZ500-C / VREC-DZ500 | ドライブレコーダー | システムアップ | カーナビ・カーAV carrozzeria | パイオニア株式会社
暗闇に強いナイトサイト搭載のドライブレコーダーユニットVREC-DZ500-C/DZ500の紹介ページです。

VREC-DZ500-C/VREC-D500の特徴

VREC-DZ500-C/VREC-D500はどんな商品?

本製品は、GPSを内蔵したカメラ本体一体型のドライブレコーダーです。

ナビと連携することを前提とした製品ではありませんので、単体で購入して使うことができます。

高感度のCMOSセンサーを採用しており、暗がりでの撮影も可能。駐車中の監視機能も搭載しています。

また最近の製品らしく、Wifiでスマートフォンと連携し、撮影ファイルのスマートフォンへの取り込みや、設定変更などが可能です。

主な動作モード・機能は以下の通りです。

  • 常時録画
  • 衝撃イベント録画
  • 手動イベント録画(本体ボタン操作による)
  • 手動静止画撮影(本体ボタン操作による): JPEG
  • 駐車中監視(内蔵バッテリーあり)
  • 音声付録音可能

※動画フォーマットは、H.264

VREC-DZ500-C/VREC-D500の主な特徴

夜間の監視に強い高感度センサー搭載&GPS搭載

HD画質のCMOSセンサーで夜間の監視に強い。

GPSも搭載しており、単体で位置情報も記録可能です。

内蔵しているGセンサーは、6段階のレベル調整が可能です。

HDR/WDR機能と信号対応

HDR/WDR機能で黒潰れや白とびしない映像を撮影
27.5fpsで、LED信号の点滅周期とずらしてあるため、映像での信号確認も大丈夫です。

他のパイオニアのドライブレコーダー製品は、Web上のカタログ情報によるとWDR機能のみ対応となっています。こちらの新製品からは、HDR・WDRと表記されており、特にWDR機能は、ON/OFFを切り替えられるようになっているようです。HDRとWDRの意味の違いは、筆者が思うに業界全体でみても非常にあいまいな使われ方をしているように思われますが、パイオニアの公式HPの説明によると、「WDRは急激な明暗変化に対応できる」という内容で表現されています。

黒潰れや白とびに対応するため、HDRは静的、WDRは動的な変化に対応できるということで使われているようです。

一般に、スマホのカメラ機能などの説明で用いられる「HDR」は、異なる露出で撮影した画像を合成する技術・機能として使われています。

駐車中監視機能

内蔵バッテリーを利用した監視動作(VREC-DZ500-C/VREC-DZ500共通)

どちらの製品も750mAhのバッテリーを内蔵しています。

この内蔵バッテリーに蓄えられる電力を利用して、駐車中も最大90分間のイベント監視モードを動作させることができます。

この監視モードが動作中に、設定値を超える衝撃が検知されると、イベントの前30秒、後30秒の映像をmicroSDに保存します。

車載バッテリーからの電力を使ったイベント録画(VREC-DZ500-Cのみ

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VREC-DZ500-Cは、内蔵バッテリーで最大90分間の上記動作(衝撃前後各約30秒を記録)の後、引き続き、車載バッテリー電源を使用(11.2V以下で停止)して、衝撃を検知した場合に3秒以内に起動して、60秒の映像を記録することができます。

VREC-DZ500-Cでは、内蔵バッテリーによる衝撃前後記録と、車載バッテリーによる衝撃後記録の両方を連続して動作させることができます。

スマートフォンとのWifi接続

専用のスマートフォンアプリを利用して、スマートフォンへのリアルタイム動画転送/ファイル転送/本体設定の変更をすることが可能です。

小型のカメラ本体のmicroSDカードを抜き差しする作業が必要なく、使い勝手もスマートでいいですね。

回転式のカメラ部で、駐車時の室内撮影への切り替えも簡単

カメラ部が縦に回転するように作られており、駐車中などに室内撮影に切り替えたいときにもワンタッチで行うことができます。

カメラの記録画角は、水平109° 垂直79° 対角144°。ドラレコとしては十分にワイドな画角と思われます。

接続性

VREC-DZ500-Cのみ映像出力が設けられています。

専用の変換ケーブル(同梱)で、RCAピンで映像と音声を出力できます。適宜、カーナビの映像入力などに接続することも可能です。

シガーライターケーブル(VREC-DZ500に同梱)

車載バッテリーと直接接続するような取付けをせず、簡易的に設置する場合には、このシガーライターケーブルが便利です。

また両モデルとも、同梱されるmicroSDは、16GBです。

まとめ

VREC-DZ500-Cは、車載バッテリーからの電力供給も利用して、24時間の駐車中監視にも対応する、本格的な配線セットアップを前提としたモデル。

一方、VREC-DZ500は、シガーライター電源から接続して簡単に設置できることを意識したモデルで、内蔵バッテリーを使った駐車中監視機能も付いています。

筆者がこのモデルで注目したのは最大画質です。

画質選択:1280×720p HDR/1280×720p/1280×960p

一般に「HD画質」というと、1980×1020か1280×720の2通りとなりますが、本モデルはやや小さめの後者(HDR対応)、もしくは1280×960の解像度です。いたずらに高解像度のハイスペックを追求せず、バランスをとって長時間記録を可能とし、価格も抑えられるような設計はとても好印象です。

信頼のパイオニア品質のドラレコを、気軽に購入して貼り付けて使用できるというのがこのモデルの最大のウリだと思います。

Wifiスマホ連携などもサポートし、本体メディアを出し入れしなくてよくなったところもとてもよいと思います。

今はやりのスペックをしっかりとバランスよく抑えたドライブレコーダーだと思います。

現状の不明点

PCビュアーの有無

ND-DRVシリーズのビュアーがそのまま利用できるかどうかわかりませんが、PC上でマップと同期して表示できるビューアーは是非欲しいと思います。

本製品は、スマートフォンアプリと連係するので、そちらである程度ビューアー機能がサポートされると思われますが、やはりPCの大画面でもデータを再生できるほうがユーザーにとってはうれしいはず。

しかしなら記録フォーマットが、先代のモデルから変更されるというのも考えにくいので、おそらくはPCビュアーも共通利用できるのではないかと思われます。

発売しましたら、改めてレポートしたいと思います。

 

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