ドン・キホーテから360°ドラレコ
ドン・キホーテから、360°の視野を監視可能なドライブレコーダー DVR360K97-BK 、2019年2月9日 (土) より全国のドン・キホーテ(取り扱い店)で発売されます。
そのスペックを紹介すると同時に、同じく360°監視ができるセイワのドラレコと比較をしてみたいと思います。
まだ細かい仕様が公開されていませんので、不明な点も多いのですが、その不明点も含めて紹介します。
そして最後に「このドラレコをどう使うべきか?」本記事でご紹介します。
ドンキのDVR360K97-BKはどんなドラレコ?
概要
3型 IPS液晶モニターとGセンサーを内蔵した、一体型ドライブレコーダー
可動式の球面レンズ部があり、下方向360°の監視が可能です。
カメラ部
有効画素数: 200万画素
画角: 前方向き170° 下向き360°
フレームレート:27fps
F値:F1.8
※筆者、「前方向き170°」の意味が今一つわかりません。真下に向けた時に真横から見て何度の画角があるかをスペックとして書くことはよくあるのですが…。ワイドアングルモードで前方撮影時に170°の画角?でしょうか。
記録部
解像度: 1,440×1,440(動画)、 2M (静止画)
フォーマット:H.264(動画)、JPEG(静止画)
撮影モード: ワイドアングルモード/球面モード/フロント&バックモード/マルチウィンドウモード
※撮影モードは、上記4パターンを切り替えられるようです。
※動画解像度が1080pとの記述もありますので、撮影モードによって解像度に違いがありそうですが詳細不明です。
駐車監視機能
内蔵バッテリーにより衝撃検知録画可能です。
満充電で、衝撃検知起動1回の場合、24時間の監視動作ができるようです。
内蔵バッテリーは、リチウムポリマー電池(300mAh)です。
その他仕様
Gセンサー: 3方向 3D衝撃センサー
電源:同梱のシガープラグ電源ケーブル(約3.5m)で、5V / 1A (Micro USB端子から入力)
対応メモリーカード: microSDカード 最大32GB class10推奨(別売りです。)
本体サイズ: 約 幅93×奥行き31×高さ63 (mm)
重さ: 本体 約105g、ブラケット 約11g
比較
ドンキホーテ DVR360K97-BK | セイワ PDR600SV | |
モニターサイズ | 3型 IPS | 4.5型 |
CMOS センサー | 〇 | 1/3型 |
有効画素数 | 200万画素 | 約300万画素 |
画角 | 前方向き170° 下向き360° | 水平360°/垂直220° (カメラを下向きにした場合) |
フレームレート | 27fps | 24fps |
F値 | F1.8 | ? |
記録モード | 詳細不明 (常時/衝撃/静止画/ 駐車中衝撃 可能な模様) | 常時録画/衝撃感知録画/ 手動静止画/駐車監視録画 |
撮影モード | ワイドアングルモード/ 球面モード/ フロント&バックモード/ マルチウィンドウモード | 円形画像で撮影、再生時に補正表示 フロント1画面/前後2画面/前後左右4画面/ +リアカメラ画像(オプション) |
録画ファイル単位 | ? | 1分/2分/5分単位切り替え可能 |
GPS | - | - |
衝撃検知 | 3方向 3D衝撃センサー | 衝撃感知センサー感度 (ロー/ミドル/ハイ3段階選択可能) |
解像度 (動画) | 1,440×1,440 | 1440×1440(約200万画素) |
フォーマット | H.264 / JPEG | H.264 / JPEG |
駐車監視時間 | 約24時間 (車体停車時において、 本体満充電、室温20° 衝撃検知起動1回の条件での 目安) | Gセンサー連動録画 内蔵バッテリーも使用可能 |
内蔵バッテリー | リチウムポリマー 容量: 300mAh | 〇 |
電源入力端子 | Micro USB 端子 | ? |
対応メモリーカード | microSDカード 最大32GB class10推奨 別売り | microSD/SDHCカード(8G〜32GB) 32GB Class10 同梱 |
電源入力 | 本体へ5V / 1A (シガープラグ電源ケーブル) | DC12V/24V (シガープラグ電源ケーブル) |
本体サイズ | 約 幅93×奥行き31×高さ63 (mm) | 129.5(W)×77(H)×18.5(D)mm (突起部除く) |
重さ | 本体 約105g、ブラケット 約11g | 本体 約156g |
付属品 | 充電用USBケーブル、 電源シガーケーブル (約3.5m)、 ブラケット (テープ式)、 取扱説明書 / 保証書 | 充電用USBケーブル、 電源シガーケーブル (約3.5m)、 ブラケット (テープ式)、 取扱説明書 / 保証書 |
専用リアカメラ入力 | - | 〇 |
専用PCビュアー | ? | 〇Windows 7/8/10 |
総括
セイワの製品と比較しますと、セイワのものの方が高機能でリアカメラも接続できるなどの拡張性があることがわかります。この辺りが価格差となっていると思われます。
一方、円形録画する場合の画素数でみると、ドン・キホーテの商品も同じ画素数。あとはレンズとCMOSセンサーの性能でどのくらいの差があるのか?という辺りが気になります。
筆者、このクラスの解像度で360°というのは、少なくとも前方の車のナンバーなどがしっかり映るか?という辺りが気になります。
事故の証拠として考えた場合、当て逃げされた場合にはナンバーが映っていて欲しいものです。しかし相手がはっきりとわかる事故ならば、証拠映像として価値は十分にあると思います。
ドンキの360°ドラレコをどう使うか?
本サイトのこちらの記事でも解説しましたが、前後だけでなく360°の監視というのは有効だと思います。
→【関連記事】【ドラレコの選び方】 買う時に知っておきたい10項目とおすすめ機種
前方衝突だけでなく、「車が接触後、運転者が降りてきて、自車の運転席のドア越しに言い合いになった」などというときに、映像を残しておきたいと思います。
本機はかなり低価格で360°を手に入れられますので、すでにフロント用のドライブレコーダーをお持ちの方に、本360°ドラレコを追加装着してみてはいかがでしょうか?