ブロワーで洗車をカンタン・キレイに!

ブロワーとは?

よく造園作業をしている人が、庭木などを剪定(せんてい)した後、専用の送風機で辺りの枯葉などを吹き飛ばし、掃除しているのを見たことはありませんか?

この送風機のことを「ブロワー」(送風機)といいます。
物によってはエンジンで動作するプロフェッショナルなものまでありますが、私たちが身近に使うものは電動の製品となります。

これを洗車のどのタイミングで使うかといと、水分を「拭き上げる」行程です。

ブロワーで何が楽になる?

以前、高圧洗車機を紹介したときには、「水洗いの行程を短縮できる」ということをこちらの記事で紹介しました。

今回は、その後工程となる(水分)拭き上げを簡単・楽にする工具を紹介します。

濡れた車の水分をセーム皮とかで拭くのは、意外と大変ではありませんか?

特にグリル周りやサイドミラー周りなど、拭いても拭いても水が後から出てきます。
ワックスを塗ることができる段階まで、水分を拭き取るのって、大変だし時間もかかります。

ところが、このブロワーを使うことで、ほとんど拭き作業をすることなく、凸凹したフロントグリル周りから、鍵穴やドアノブ周辺、もちろんサイドミラー周辺の水分や水滴を簡単に吹き飛ばしてしまうことが可能です。

※参考映像

どんなブロワーが必要?

  • 水分を吹き飛ばすのに十分な風量がある
  • 作業場所のコンセントの有無に応じて、バッテリー駆動の有無
  • 車の高さがある部分にも風を当てるので、軽量で作業がし易いもの
  • 吹き出し口の先端がラバーになっていれば、誤ってぶつけても安心

※吹き出し口の先端を、ボディにかなり近づけて(数cm)作業します

おすすめブロワー

次に、筆者おすすめのブロワーを紹介します。

バッテリー駆動ACコンセント
風量・風圧
トータルコスト△(他の電動工具と共通の場合あり)
ポータビリティ
  • ACコンセントからの給電で十分に作業ができる場合には、コンセントタイプの方がトータルコストが安くなるようです。(バッテリーや充電器などの追加アクセサリーが不要なため)
  • バッテリータイプは、バッテリー&充電器が別売りになっている場合が多いので、注意が必要です。
  • 本体とアクセサリー類をトータルでそろえると、やや高額になりますが、マキタの電動工具の様にバッテリーが他と共通に使えるようになっているメーカーもあります。(マキタは、電動工具用バッテリーが使用可能な屋外用のコーヒーメーカーも販売しています。)
  • 一般に、AC100Vタイプの風量はパワーが大きいですが、バッテリータイプでも十分に水分を吹き飛ばせます。

AC電源で余裕のパワー

リョービ(RYOBI) ブロワ BL-3500DX

集塵バッグとフレキシブルホースが標準でついており、「ブロワー機能」と「集塵機能」どちらもすぐに利用できます。

ACコンセントからの給電が必要ですが、バッテリー等の購入が不要なので、低予算でそろえることができます。

※長い延長コードやドラムコードがあると便利です。

軽量・ハンディ・バッテリータイプ

リョービ(RYOBI) 充電式ブロワ 14.4V(本体のみ) BBL140

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本体価格は1万円未満と求めやすいものです。但し、バッテリー&充電器は別売りです。
すでにリョービの電動工具用バッテリー14.4V をお持ちの方は、互換性チェックの上、こちらをおすすめします。(バッテリーも同時購入すると、2~3万かかります。)

別売りの集塵バッグを購入すれば、集塵機としても利用可能です。

※集塵機能について

ブロワーは、空気を吐き出す分、その空気を吸い込まなくてはなりません。
本機の吸い込み口にノズルを装着、掃出し口に集塵バッグを取り付けることで集塵機として機能します。

車内のフロアに落ちている砂や、小さな石を掃除するには十分使えます。但し、吸い込み口の先端には特にブラシのようなものは通常ついていません。

バッテリー駆動でも強力な風量

マキタ UB182DZ

本体価格は1万円未満。但し、バッテリーと充電器は別売りです。
マキタのLi-ion 18V用のバッテリーを使うタイプで、風量は無段階調節ができ、高性能です。

リョービ製品と同様に、集塵機能も付いています。※集塵バッグは付属です。

ブロワーを使う上での注意点

音が大きい!

高圧洗車機も結構音が大きいことをこちらの記事でも紹介しましたが、ブロワーも音が結構が大きいです。早朝や夜間の使用は、近所迷惑になるのでムリです。

高速にモーターが回転するような電気製品は、「掃除機」にしても「ドライヤー」にしても結構うるさく、「高圧洗浄機」や「送風機」も同様の構造のため、やはりそれなりに音きな音がします。使う上では注意が必要です。

風量(強・弱)切り替えができるモデルであれば、少し風量を弱めて使うことで、若干騒音も抑えることができます。

必要に応じ、強弱をうまく切り替えながら、作業することをおすすめします。

ブロワーによってはこんなこともできる

庭の枯葉の掃除

空気を送るだけではなく、枯葉等の吸い込みもOK → 庭の掃除に最適!

※庭の枯葉掃除を楽にしたい方は、洗車用とは別に、庭掃除に特化したタイプをおすすめします。

こちらの方は、やや本体が大型で、集塵用の大きなバッグが装着できるようになっています。

筆者も、車の洗車用とは別に、枯葉の掃除用に是非、こちらを導入したいと思っています。

リョービ(RYOBI) ブロワバキューム RESV-1000

まとめ

庭師用のプロツールと思っていたブロアーですが、洗車でもかなり使えることがわかり、筆者もこのツールに対する印象が変わりました。

特に冬場などは、洗車後の水分が乾きにくいこともあり、なかなか拭き取り作業が終わらないのが悩みのタネでした。
ブロワーなら、細かい入り組んだ部分の水分除去も簡単です。

それにボディ表面をウェスでこすったりする必要がないのがまたイイですね。
集塵機能がないブロアーでも、庭の掃除には十分に使えるので、楽しんで掃除ができます。

→【関連記事】車内のニオイが気になる方へ「オゾン発生器で車を消臭」

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