アルパインからドライブレコーダー DVR-C02S/DRV-C02R/DRV-C02W
アルパインからドライブレコーダーが3モデル発売となりました。
あまりはっきりとは書いてありませんが、アルパインカーナビと接続して使うドライブレコーダー製品として発売されたようです。
では、アルパインのカーナビがなくても使えるのか?
その辺りを考えながらこのモデルの解説をしてみたいと思います。
DVR-C02S/DRV-C02R/DRV-C02Wはどんなドラレコ?
概要
- DVR-C02S: フロント撮影のみの1カメラのドライブレコーダー
- DRV-C02R: 別体リアカメラが同梱された2カメラのドライブレコーダー
- DRV-C02W: 1つの本体の表裏両面に、フロント用と室内撮影用のカメラが内蔵された、2カメラのドライブレコーダー
1.一体型だが、内蔵モニターなし!
2.シガーライター電源コードが付属しない!
3.本体にほとんど操作ボタンなし!(リモコンで操作)
モニターなしの理由:
車内で録画映像を見たい場合には、カーナビと接続して使うことが前提となっており、RCAのアナログモニター出力がついています。
シガーライター電源コードが付属しない理由:
ギボシでカーナビの背面コードなどから直接結線することが前提になっています。
※アクセサリー(ACC)やバッテリー直結の線を接続して使います。
本体に12V電源を直接入れられるところが、特徴。
アルパインのカーナビ接続をある程度前提にしていることは確かです。
そんな、ちょっと特殊なドライブレコーダーです。
しかしながらGPSはドライブレコーダー本体に内蔵しています。
カメラ部:
フロント: 200万画素
リア:(後方カメラがあるDRV-C02R/DRV-C02W)は、100万画素
画角: 水平121度/垂直64度/対角145度
※F値、HDR/WDRについては特に記載なし
フレームレート: 27fps(但しリアは30fps)LED信号対策済み
Gセンサー: 内蔵(感度3段階調整可)
記録部:
記録モード: 常時録画/イベント録画/手動録画/駐車監視
ファイル分割単位: 約40秒毎(74MB)
イベント(衝撃/手動/駐車中検知)記録:前5秒、後15秒を保存
音声記録: ON/OFF可
カメラ録画画質: 低・中・高 3段階
ルーム/リアカメラ録画:ON/OFF可
駐車監視機能
モーション検知、衝撃検知記録が可能
モーション感度: 3段階調整可
低電圧OFF機能: 11.8V/12.0V/12.2V(3段階設定可)
※電源はバッテリーから直接結線して給電します。
その他
安全運転サポート機能
車線はみだしや車両のふらつきをお知らせ
※アルパインカーナビとの連携時は先行車発進お知らせ機能が利用可
付属メディア:32GBのmicroSDカード
専用ビュアー:あり
TAT ファイル方式で、ファイルシステムが壊れにくく、定期的なフォーマットが不要
※TATについて詳しくは不明。
※大容量の32GBメディアを使うことで、メディアへの繰り返し書き込み回数を抑えて、信頼性を上げているようです。
DVR-C02Wだけの特徴と機能
DVR-C02Wのみ、2系統の映像出力端子を持っています。
また、室内映像をリア席モニターに表示して、別売りカメラで後席映像をカーナビモニターに表示することで、アルパインカーナビEX11/10/9/8, X9/8 シリーズのダブルゾーンコミュニケーションが利用できるそうです。
※前席、後席でお互いの映像をモニターで見ながらコミュニケーションできるというもののようです。この機能を利用したい場合には、上記カーナビとセットで取付する必要があります。
機能比較表
モデル名/型番 | DVR-C02S | DVR-C02R | DVR-C02W |
画角(対角) | フロントカメラ:145° | フロントカメラ:145° リアカメラ:126° | フロントカメラ:145° ルームカメラ:150° |
電源電圧 | 12V(定格14.4V) | ← | ← |
記録メモリ | microSDHCカード Class10以上(16 ~ 64GB) ファイルシステム:TAT file system | ← | ← |
記録形式 | 動画:avi形式(H.264) | ← | ← |
フレームレート | フロントカメラ:27 fps | フロントカメラ:27 fps リアカメラ:30 fps | フロントカメラ:27 fps ルームカメラ:30 fps |
録画解像度 | フロントカメラ:1920 × 1080 | フロントカメラ:1920 × 1080 リアカメラ:1280 × 720 | フロントカメラ:1920 × 1080 ルームカメラ:1280 × 720 |
音声録音 | あり(ON/OFF可) | ← | ← |
記録方式 | 常時録画/イベント(衝撃)録画/駐車録画/手動録画 | ← | ← |
記録データ | 日時、映像データ、音声データ、Gセンサーデータ、GPS 位置情報 | ← | ← |
日時設定 | GPSによる自動設定 | ← | ← |
ビデオ出力 | RCA出力あり | ← | ← |
外形寸法 | 109.9 × 83.6 × 42.4mm(突起部分を除く) | ← | ← |
重量 | 本体:約150g | 本体:約150g/リアカメラ:約22g | 本体:約160g |
付属品 | 本体、電源コード、PIN接続コード、microSDHC(32GB)、SDカードアダプター、リモコン、ボタン電池、リモコン入力コード、ステッカー、説明書、保証書 | 本体、電源コード、PIN接続コード、リアカメラ、microSDHC(32GB)、SDカードアダプター、リモコン、ボタン電池、リモコン入力コード、ステッカー、説明書、保証書 | 本体、電源コード、PIN接続コード、microSDHC(32GB)、SDカードアダプター、リモコン、ボタン電池、リモコン入力コード、ステッカー、説明書、保証書 |
総括
電源コードなどの付属品からみて、Alpine製のカーナビとの接続が前提になっているようです。
シガーライガー電源が同梱されませんが、12V電源が直接本体に供給できるようなので、ギボシから12V電源を入力する配線ができれば、Alpineのカーナビがなくても取り付けることはできそうです。
筆者が関心したのは、リモコンがついていること!
ドラレコ本体には、RECボタン以外に操作ボタンが一切なく、リモコンを使って操作することが前提となっています。
これにより本体に触る必要がありませんので、取り付けによって固定した本体の撮影アングルが動いてしまうこともありません。
12Vが直接入れらるというのは面白い設計だと思います。
長時間の駐車監視モードを使用する前提であれば、シガーライター電源では対応でいないのですから、バッテリー直結を前提としてこのような構成にしておくのもありだと思います。
そして常時録画と駐車モードの切り替えのためには、ACC(アクセサリー)電源の接続も必要ですね。
さて、モニターですが。
RCA端子で取り出せるので、アルパインカーナビでなくても、接続はできると思われます。
もちろん、その場合は先行車発進お知らせなどの連携はできません。
結論
ちょっと変わった設計で、面白いドラレコですね。
一応、単独でも使うことはできそうに思われますが、映像出力がどの程度汎用的なものかがわかりませんので、その点はもう少し情報を集めた方がよさそうです。
筆者の結論としては、やはりアルパインのカーナビと連携して使ってもらうのがよさそうに思います。
アルパインのカーナビを持っている人は、優待価格で買えたりするとよいですね。
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